社長メッセージ

日本化薬グループのありたい姿 KAYAKU spiritのもと、存在感をもって、
永続的に環境、社会、すべてのステークホルダーに
幸せやうれしさを提供できる会社であること

私たち日本化薬グループは、KAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」を企業ビジョンとしています。私たちはこのKAYAKU spiritを創業時より受け継ぎ、一貫して世のため人のために役に立つ仕事をしなければという姿勢で事業活動を行ってきました。KAYAKU spiritが当社グループの強さを支える信念です。私たちが働く場所や業務内容はそれぞれ異なりますが、KAYAKU spiritが全役員・全従業員の判断や行動のよりどころとなります。

私たちはKAYAKU spiritに基づいた日本化薬グループのありたい姿「KAYAKU spiritのもと、存在感をもって、永続的に環境、社会、すべてのステークホルダーに幸せやうれしさを提供できる会社であること」を定め、その姿に向けたシナリオ・ロードマップとして中期事業計画KAYAKU Vision 2025(以下、KV25 )を策定し、2022年4月より始動しました。
KV25 の目玉はマテリアリティ・クロスファンクショナルチーム(以下、M-CFT)が取り組む5つの全社重要課題(新事業・新製品創出、気候変動対応、DX、仕事改革、働き方改革)です。社会情勢の変化を把握し、いつでも迅速に戦略に反映できるよう「ありたい姿が見える部屋」を2021年に作りました。必要に応じて随時、各課題の担当者が集まり進捗状況をレビューする場(部屋)を設け、議論し施策を遂行しています。目標の達成に向けてお互いが刺激・提案・協力し合い、常に改善する組織風土の醸成がKV25 の実行に欠かせないものと捉え、A3活動(KAIZEN)を通じた意識改革を進めています。
また、2023年6月28日に組織を改編し事業本部制から事業領域制とするとともに、本部統括役員制から管掌役員制に改めました。これは、事業本部を無くして事業領域とすることで各事業部長の事業運営責任と権限を強化し、フラットでスピーディな意思決定を可能にすることを狙っています。

当社グループは2021年9月より国連グローバル・コンパクト(UNGC)に参加しています。UNGCが掲げる「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」からなる10原則を日々の業務や戦略に組み込み、事業活動を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)で掲げられた目標を達成することで持続可能な社会の実現に貢献します。

今後もコーポレートガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底に努めることで、経営基盤を強化し、高い倫理観をもってサステナブル経営を実践しながら企業価値を高めてまいります。ステークホルダーのみなさまにおかれましては、引き続き一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年7月
日本化薬株式会社
代表取締役社長

代表取締役社長 涌元 厚宏
  • A3活動(KAIZEN)・・・「原価低減意識」を基本とした、日本化薬グループを「活き活きとした会社」にするための個人と組織の強さ(スキル・専門性)や自律性を養う意識改革活動
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