日本化薬グループは、限りある資源の有効活用を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、研究開発から生産、流通、販売、リサイクル、廃棄に至るライフサイクル全体において、地球環境の持続可能性に配慮した取り組みを推進します。
また、サステナビリティ・アクションプランにおいて、廃棄物発生量、リサイクル率およびゼロエミッション率を重要指標として設定し、廃棄物の削減と資源の有効活用を両輪で推進します。
日本化薬グループは、各事業場・グループ会社において、排水や廃棄物が適正に管理されているかについて中央環境安全衛生診断で監査を実施しています。中央環境安全衛生診断では、排水や廃棄物の管理で法令や条例上の不備や問題がないか、また廃水処理場や廃棄物置場を確認して、管理状況に問題がないか確認をしています。
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| 指標 | 2028年度目標 | 2035年度目標 | 対象範囲 |
|---|---|---|---|
| リサイクル率 | 82%以上 | 85%以上 | 単体 |
| ゼロエミッション率 | 0.8%以下 | 0.6%以下 | 単体 |
| 廃棄物発生量 ※2024年度比 |
原単位1%削減 | 原単位3%削減 | 連結 |
日本化薬では、資源の有効活用を推進するため、各拠点において廃棄物の発生抑制に取り組んでいます。
発生した廃棄物については、社内規程に基づく管理体制のもと、適正処理を徹底するとともに、分別の高度化やリサイクルの推進により、資源の循環利用を進めています。

プラスチックを取り巻く状況は刻々と変化し厳しさを増す中で、日本では2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(プラスチック資源循環促進法)が施行されました。
日本化薬はこのプラスチック資源循環促進法の多量排出事業者に該当します。日本化薬では、持続可能な社会の実現へ貢献すべく、3R、すなわちReduce(排出量を減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(資源として再利用する)を念頭に、廃プラスチックごみの目標化と削減を計画的に進めていきます。
| 指標 | 対象範囲 | 単位 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 廃プラスチック類排出量 | 単体 | トン | 888 | 885 | 788 | 780 | 770 |
| グループ会社 | トン | 277 | 326 | 326 | 294 | 319 | |
| 合計 | トン | 1,593 | 1,602 | 1,375 | 1,074 | 1,019 | |
| リサイクル率 | 単体 | % | 80.8 | 81.8 | 91 | 95 | 98 |
カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ(以下、KSM)は、木材、ボール紙、非鉄金属、アルミニウム、プラスチックなどの固形廃棄物を適切に分類し、それらを再利用できる外部の供給業者を見つけるように絶え間なく取り組んでいます。 これらの材料は2~3ヶ月間所定の場所に保管し、政府が認可した供給業者によって定期的に収集されています。
収集された廃棄物のうちリサイクルできるものは、それぞれのリサイクル業者へ運び、木材は木製パレットを製造し、段ボール類は再生され、さらにプラスチックやアルミニウムおよび鉄は、新しい原料を生み出します。
2021年末からは、廃棄物の分別管理を改善しました。以前は分別方法が確立しておらず、有効利用できる資源も廃棄物に含められ処理されてしまっていました。そこで廃棄物ごとに再利用および廃棄基準を定め、基準に基づいて分別を行うようにしました。それによって作業員が分別の判断がしやすくなり、作業効率や正確性が増しただけでなく、金属、木材、プラスチックのリサイクル量が増えました。また、廃棄物とみなされていたプラスチック資材を見直し、その結果再利用することが可能になった資材が増えました。リサイクル量が増えることで都市廃棄物が減り、埋め立て処理が減るという二次効果が期待できます。廃棄物の分別は製造現場だけでなく、従業員の休憩エリアなどでも一般廃棄物の分別に取り組んでいます。


| 分類 | 対象範囲 | 単位 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 金属 | KSM | トン | 1 | 3 | 9 | 9.7 | 24.7 | |
| プラスチック | KSM | トン | 50 | 73 | 77 | 48.1 | 60.8 | |
| 木材 | KSM | トン | 10 | 4 | 9 | 10.5 | 31 | |
| 段ボール | KSM | トン | 24 | 23.3 | 26 | 36.5 | 36.4 | |
| 都市廃棄物 | KSM | トン | 160 | 165 | 112 | 114.4 | 97.9 | |
| 梱包材 | 製品トレイ | KSM | 個 | - | - | - | 5,975 | 26,970 |
| ポリスチレン | KSM | トン | - | - | - | 0.3 | 1.3 | |
| 効果額 | KSM | 万円 | - | - | - | 86.5 | 390.6 | |
日本化薬は、廃棄物の発生量を削減するとともに、発生した廃棄物を次の資源へと活用する検討を推進しています。福山工場の生産活動で発生する廃棄物は多くの種類がありますが、その中でも微生物による廃水処理で発生する汚泥が大きな割合を占めています。この汚泥は水分を含むために処分が難しく、以前は適切な管理のもと埋立処分をしていました。環境負荷低減を目指してこの汚泥を資源として活用できないかリサイクルの可能性を検討してきた結果、汚泥を熱量調整用の燃料(いわゆる減燃料)として利用できる焼却処理業者や、汚泥を焼却した際に発生する焼却灰をセメント原料や路盤材として利用頂ける焼却処理業者に有効活用されています。なお、焼却に利用した際に発生する焼却灰はセメント原料や路盤材としてさらに有効活用されています。福山工場では他にも産業廃棄物の活用の検討を進めており、埋立処分量ゼロだけでなく、リサイクル率100%を継続して達成しています。
今後も福山工場では廃棄物発生量に対する埋立処分量の割合であるゼロエミッション率0.1%以下、ならびにリサイクル率99%以上の維持に努めてまいります。
環境に配慮した包装への取組として、国内外の環境に関連した法令や規制ならびに同意した協定等を遵守し、製品の開発や製造工程、事業活動等で発生する環境リスクを想定しながら、環境負荷の低減と汚染の予防、省エネルギー、気候変動、省資源、廃棄物削減を推進しています。
医薬品の包装への取組として、FSC認証マークを選定し、FSCライセンスを取得しました。医薬品の個装箱、患者さん用冊子、製品出荷時の段ボール等をFSC認証紙へ順次変更するとともに環境対応インク(ノンVOCインキ)の使用拡大を進めています。
2026年5月現在、包材では全64製品117品目中、36製品63品目(56%)、資材では117資材中51資材(44%)について、環境対応への切替えを行いました。
また、新たな取り組みとして、コップ型プロテクト包装から台座型プロテクト包装への切り替えを推進し、11製品23品目において導入を完了しました。今後もプラスチック使用量の削減およびCO2削減に取り組んでまいります。