私たちは、企業ビジョンであるKAYAKU spiritのもと、サステナブル経営の実践を通じて、環境・社会的価値および経済的価値を創造し、持続可能な環境・社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
当社は、KAYAKU spiritを実現するために以下に掲げる人材育成方針を定めています。
人材育成方針を実現するために、当社は階層別集合教育や選抜教育、eラーニングなどさまざまな研修プログラムを用意し、人材の育成強化を推進しています。
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サステナビリティ 重要課題 |
目指す SDGs |
アクションプラン | 重要指標(KPI) | 2025年度 到達目標 |
実績 | |
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2023年度 | 2024年度 | |||||
雇用の維持・拡大と人材育成、人権尊重 |
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従業員一人当たり教育研修投資額 | (単)実績を開示 | (単)76,565円/人 | (単)72,015円/人 | |
従業員一人当たり教育研修時間 | (単)実績を開示 | (単)17.7時間 | (単)15時間 |
企業の主体は「人」です。ものづくりを通じて世界の人々に価値を提供する、その営みの原動力は「人」に他なりません。創立100年を越え、次の100年の日本化薬を担う人材の育成に取り組みます。
職種別、階層別、従業員に応じたさまざまな研修プログラムが用意されており、多くの研修プログラムを通じて、次世代を担うための優れた人材の育成を図っています。
新入社員、入社1年後、3年後、5年目、中堅社員に向けて職務能力に応じた職種別・階層別に研修を行っています。役割や能力の変化を認識し実践につなげ新たな一歩を踏み出せるよう支援しています。
多彩な自主選択プログラムが整備され、個々の従業員特性や職種に応じた、職務遂行のためのビジネススキルや問題解決能力の向上など自己研鑽を支援しています。
次世代のリーダー、次世代経営者候補および上級管理職候補を対象とした選抜プログラムにより次世代経営者の育成を目指します。
日本化薬グループでは、2000年に日本化薬経営スクールを開設し、次世代の経営を担う人材を発掘・育成しています。
2024年度は、各事業領域と一般管理部門から20名が選抜され、参加しました。日本化薬経営スクールは毎月1回、常務以上の役付役員や社外取締役の講義、ワークショップ研修、受講生個人のレベルや必要スキルに合わせてカリキュラムを組んだウェブ講義などを通じて、約1年間かけて経営の視点を学びました。
名称 | 日本化薬経営スクール (通称 NBA:Nippon Kayaku Business Academy) |
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目的 | 未来洞察力や戦略&シナリオプランニングを通じた経営戦略策定の実践力など、企業経営に必要なスキルを身につけさせるとともに、KAYAKU spiritを礎とした経営者マインドを醸成し、次世代の日本化薬グループ経営幹部候補を育成する。 | |
対象 | 30~40代の管理職 | |
期間 | 1年間 | |
監修 | 経営企画部、人事部 | |
受講者数 | 2024年度 | 20名(男性:18名、女性:2名) |
2023年度 | 23名(男性:20名、女性:3名) | |
総研修時間 | 2024年度 | 2180時間 |
2023年度 | 2587.5時間 |
名称 | 内容 | 受講人数 | 総研修時間 | ||
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男性 | 女性 | 合計 | |||
新入社員研修 | 新卒採用者を対象とした導入研修 社内ルール、事業概要、ビジネススキルの教育 |
60 | 12 | 72 | 6,430 |
入社1年後研修 | 業務遂行能力の向上と自律的にキャリアを歩むための課題確認および行動計画の策定 | 60 | 12 | 72 | 1,605 |
入社3年目研修 | 業務遂行能力の向上と組織の中核として、常に成果を生み出だすためのキャリア開発計画の策定 | 33 | 6 | 39 | 780 |
キャリア・プレゼンテーション | 入社以来の自身のキャリアを発表し、同期およびその他の社員と活発な議論を行う | 23 | 2 | 25 | 312.5 |
入社5年目研修 | 主体性を高める手法、影響力の発揮の仕方を学び今後の自身のキャリア形成に活かす | 20 | 2 | 22 | 275 |
コミュニケーションスキル強化研修 | 中堅社員として、組織内で業務を能動的に進めるために必要とされるコミュニケーション能力の向上を図る | 17 | 1 | 18 | 360 |
中堅社員研修 | 中堅社員としての役割と変化に主体的に取り組む重要性を認識し、今後の自身のキャリア開発に活かす | 38 | 2 | 40 | 1,100 |
通年採用者向け人事研修※ | 中途採用者を対象とした導入研修 社内ルール、事業概要の教育 |
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名称 | 内容 | 受講人数 | 総研修時間 | ||
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男性 | 女性 | 合計 | |||
対人対応力向上セミナー | 相手のスタイルに合わせたコミュニケーションスキルの習得 | 11 | 2 | 13 | 162.5 |
問題解決力向上研修 | 的確な判断や問題解決を行うために必要な合理的な思考プロセスの習得 | 13 | 2 | 15 | 300 |
マーケティング研修 | マーケティングのフレームワーク、分析手法の習得 | 13 | 3 | 16 | 200 |
ロジカルコミュニケーション研修 | 論理的思考による情報伝達スキルの向上 | 22 | 2 | 24 | 300 |
経営シミュレーション研修 | 経営指標の理解と会社経営のプロセス習得 | 14 | 0 | 14 | 280 |
名称 | 内容 | 受講人数 | 総研修時間 | ||
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男性 | 女性 | 合計 | |||
ビジネスリーダー養成コース※ | 企業家精神に溢れ、近未来を見通して行動する変革型リーダーの育成 | - | - | - | - |
新任管理職研修Part1 | 新任管理職を対象とした導入研修 役割と求められる能力・知識の習得 |
29 | 1 | 30 | 375 |
新任管理職研修Part2 | 新任管理職を対象とした導入研修 マネジメント・コミュニケーションの習得 |
29 | 1 | 30 | 375 |
日本化薬経営スクール(隔年で実施) | 次世代の経営幹部候補が対象 未来洞察力や戦略&シナリオプランニングを通じた経営戦略策定、企業経営に必要なスキルの習得と経営者マインドの醸成 |
18 | 2 | 20 | 2,180 |
上級管理職候補(隔年で実施)※ | 将来の上位管理職候補が対象 リーダーシップ、事業管理力、経営リテラシー等を学ぶ |
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指標 | 対象範囲 | 単位 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
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正社員一人当たり研修時間 | 単体 | 時間 | 14 | 13 | 15 | 17.7 | 15 |
総研修時間 | 単体 | 時間 | 29,156 | 27,092 | 31,045 | 37,465 | 31,915 |
正社員一人当たり教育研修投資額 | 単体 | 円 | 35,706 | 66,606 | 83,002 | 76,565 | 72,015 |
セイフティ本社工場では、カヤク セイフティシステムズ マレーシア(KMY)の研修生を受け入れています。施設と製造の技術習得を目的に研修を行います。現在、シリンダー型インフレータはセイフティ本社工場で生産していますが、マレーシアの製造拠点へ設備投資と技術移管を行い、グローバル供給体制を確立して需要の見込まれる市場をターゲットに取り組む予定です。
セイフティシステムズ事業部では、2018年度からセイフティ本社工場内の道場にて従業員の教育・訓練を行っています。
道場には、安全・品質のルール(守るべきこと)と禁止事項(やってはいけないこと)を分かりやすく掲示しています。また、機材を揃え、「静電気」「指差呼称」等の体感教育を行っています。
さらに、現場作業者から現場監督者(中間層)のレベルアップを図るべく、ベテラン従事者が指導員となって、製品・工程の知識のみならず、実践教育も混じえながらさまざまな教育をしています。
また、セイフティシステムズ事業部の海外子会社の道場とも連携を取り、事業部全体のレベルアップを図っています。