サステナビリティ担当役員メッセージ

地政学的なリスクによる不透明な社会情勢や、地球温暖化による気候変動などの社会課題が深刻化し、日本化薬グループを取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。このような変化は、日本化薬グループの事業に新たな機会と課題をもたらしており、不確実性の高まる昨今においてサステナブル経営を推進することが、これまで以上に重要となっています。

日本化薬グループは企業ビジョン「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」の実現に向け、取り組むべき重要な経営課題「KV25マテリアリティ」を特定しました。現在、次期中期経営計画を立案するにあたり、企業の成長とさらなるサステナビリティ推進に向けて、マテリアリティの見直しを進めています。財務戦略と非財務戦略を融合した経営戦略を策定し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上につなげていきます。

また近年、国内外でサステナビリティに関する開示要請と情報開示の枠組みをめぐる動きが加速しています。この動きは、ステークホルダーや社会がサステナビリティに寄せる関心の高さを示していると理解しています。サステナビリティに関する情報発信についても、取り組みの過程と成果に対する説明責任を果たし、透明性の高い情報開示によって、ステークホルダーからの期待や要請に応えながら、社会から信頼される企業であり続けることを目指します。

2025年6月
取締役常務執行役員

取締役常務執行役員 井上 晋司
取締役常務執行役員 井上 晋司
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