中期事業計画KAYAKU Vision 2025(以下、KV25 )は、サステナブル経営を実践するための戦略と位置付けます。3事業領域の活動とKV25 マテリアリティの取り組みを通じて、経済的価値と環境・社会的価値を創造することで、持続可能な社会の実現に貢献します。
サステナブル経営の推進 | 価値創造プロセスの実行により経済的価値、環境・社会的価値を提供し、社会課題解決に貢献する |
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事業ポートフォリオに 基づく経営資源の重点配分 |
3事業領域(モビリティ&イメージング、ファインケミカルズ、ライフサイエンス)において成長が見込まれる製品群に経営資源を重点的に配分する |
全社横断的チームによる 重要課題の取り組み |
『新事業・新製品創出、気候変動対応、DX、仕事改革、働き方改革』を全社横断的チーム(M-CFT)で取り組み、持続的に成長する |
経営基盤の強化 |
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日本化薬グループのすべての事業活動の基盤は「コーポレートガバナンス、コンプライアンス、安全、品質」です。
KV25 では、全社横断プロジェクト「新事業・新製品創出」「気候変動対応」「DX」「仕事改革」「働き方改革」、5つの全社重要課題に注力して取り組みます。3事業領域の活動とM-CFTの活動を一体とすることで相乗効果を生み出し、日本化薬グループのありたい姿を実現します。
事業領域 | 事業部 | ありたい姿 |
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モビリティ&イメージング事業領域 | セイフティシステムズ | 変化するモビリティテクノロジーに対応した製品で世界中の人々に安全を提供し、社会に貢献するグローバルブランドとなる |
ポラテクノ | 高耐久偏光板・位相差板などの高機能光学部材やX線部材でモビリティ分野のディスプレイの多様化と安心・安全・健康な暮らしに貢献する | |
ファインケミカルズ事業領域 | 機能性材料 | 超スマート社会『Society 5.0』、環境保護などの社会貢献のため、最良の製品・技術・サービスを提供し続ける |
色素材料 | インクジェット用色素や機能性色素の力でデジタル化社会を支え省資源化に貢献する | |
触媒 | アクリル酸・メタクリル酸製造用の高収率触媒を提供し、人びとの豊かな暮らしとCO2の削減に貢献する | |
ライフサイエンス事業領域 | 医薬 |
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アグロ | 環境にやさしい優れたアグロケミカルを、その技術・サービスと共に提供し、食糧供給を支え、持続可能な農業の発展に貢献し続ける |
外部環境 | 日本化薬の強み | 重点項目 |
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セイフティシステムズ事業 | ||
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インフレータ |
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マイクロガスジェネレータ/スクイブ/火工品 | ||
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ドローン用安全部品 | ||
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ポラテクノ事業 | ||
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独自素材で光をコントロールする製品で超スマート社会の実現に貢献
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外部環境 | 日本化薬の強み | 重点項目 |
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機能性材料 | ||
半導体市場は2030年にかけて1兆ドル市場に |
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ユニークな素材で重要な材料を提供
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色素材料 | ||
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インクジェット色素や機能性色素で、デジタル化、省資源化に貢献
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触媒 | ||
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高収率触媒を提供し人々の豊かな暮らしとCO2削減に貢献
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外部環境 | 日本化薬の強み | 重点項目 |
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医薬事業 | ||
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新薬 |
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バイオシミラー(BS) | ||
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ジェネリック抗がん薬(GE) | ||
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2030年ありたい姿に向けて | ||
パイプラインの充実
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アグロ事業 | ||
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国内 |
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海外 | ||
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2030年ありたい姿に向けて | ||
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日本化薬グループは「ありたい姿」の実現に向けて、目標と現状とのギャップを分析し、組織横断の全社プロジェクトで優先して取り組むべき5つの課題(新事業・新製品創出、気候変動対応、DX、仕事改革、働き方改革)を全社重要課題として定めました。全社重要課題の取り組みの浸透や各課題解決のスピードアップを図るため、複数の部門から選出されたメンバーによって構成されるM-CFT(マテリアリティ・クロスファンクショナルチーム)で取り組んでいます。
全社重要課題 | 取り組み内容 |
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新事業・新製品創出 | 「モビリティ」「環境エネルギー」「エレクトロニクス」「ライフサイエンス」の4分野において、3事業領域と連携し既存組織の壁を越えて、新事業・新製品を創出し、ありたい姿の実現に貢献します。 |
気候変動対応 | 温室効果ガス排出量の削減等の地球温暖化防止やカーボンニュートラルの取り組み目標を設定し、各工場・研究所と一体となって気候変動リスク対策に取り組みます。 |
DX | 全社的にDXを推進し、プロセスの変革で売上の拡大、コストダウンで事業の拡大を図ることが当面の目標です。具体的には、①IT教育や意識改革、②ERPやITインフラ再構築等のIT基盤強化、③研究開発、生産、営業・マーケティング、管理の各業務プロセスにおけるDXに取り組みます。 |
仕事改革 | グループ経営・事業運営(マネジメント)管理方法や原価管理方法の見直し、あらゆるムダを省く業務改善・原価低減を目的としたA3活動(KAIZEN)※を通じた仕事の効率化や生産性の向上により、資産効率と稼ぐ力の向上に取り組みます。 |
働き方改革 | 「活き活きとした強い会社・いい会社」を目指し、従業員一人ひとりが活力をもって仕事し、従業員のエンゲージメントが高まるよう働き方改革と人事制度改革に取り組みます。 |