世界を舞台に、独自の技術力で
自動車社会の安全を守る。
光安 高二朗
KOJIRO MITSUYASU
セイフティシステムズ事業部 開発統括部 技術開発部 技術第1グループ
自然科学研究科 機械システム工学専攻|2018年卒
世界を舞台に、独自の技術力で
自動車社会の安全を守る。
光安 高二朗
KOJIRO MITSUYASU
セイフティシステムズ事業部 開発統括部 技術開発部 技術第1グループ
自然科学研究科 機械システム工学専攻|2018年卒
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- 社員インタビュー
日本化薬に入社を決めた理由を
教えてください
学生時代は機械システム工学を専攻。流体系の研究室に所属し、濡れ性を利用したマイクロ流路内の流れに関する研究に取り組んでいました。就職活動では、もともと興味があった自動車業界を中心に検討。その中でも、未知の領域に挑戦できる研究開発職を志望していました。日本化薬との出会いは研究室のOB訪問で、エアバッグという自動車関連部品を製造しており、研究開発職に従事できるということで興味を持ちました。また、開発と製造工場が隣接し、開発から量産、量産後の改善に至るまで、担当する製品の一部ではなく全工程に関われることも大きな魅力でした。最終的には自動車安全部品という責任ある分野の最前線で働けることに社会的意義を感じ、入社を決意しました。

現在の仕事・向き合っている
プロジェクトについて
入社以来、「ディスク型インフレータ」の開発に従事しています。インフレータとは、エアバッグを膨らませるガス発生装置のことです。インフレータにはディスク型とシリンダー型の二種類あり、ディスク型は運転席や助手席に、シリンダー型は窓側やシートの窓側に搭載されています。入社1年目は製品開発に必要なスキルやツールを学び、2年目以降からはディスク型インフレータの新規製品開発に携わるようになりました。現在は、海外メーカーへの顧客対応を担当しています。当社のディスク型インフレータを採用していただくために、製品の提案や説明をしたり、顧客からの問い合わせに対応したり、顧客ニーズを聞き、それを製品開発に反映させたり、技術的な窓口としての対応業務が主な役割です。また、新規開発業務にも携わっており、次世代インフレータのアイデア検討や既存量産品種の改善業務などにも取り組んでいます。

心に残っているプロジェクトや
達成感を感じた仕事について
自分の成長につながったという意味でのプロジェクトが二つあります。
一つは入社3年目に携わった次世代製品開発プロジェクトです。それまでは基本的に先輩社員の補佐を中心に業務に取り組んでいましたが、このプロジェクトで初めて1つの開発アイテムの主担当として仕事を任せてもらいました。最初はなかなか成果(求められる性能)を出せずにいましたが、先輩や上司にアドバイスをいただきながら試行錯誤を繰り返し、自分なりに考えて多くの実験に挑み、結果として目標としていた性能を達成することができました。製品開発の一連の考え方や進め方を経験することで、多くの知見を得ることができたと思います。
もう一つは入社4年目の頃から携わった新規海外顧客のプロジェクトです。このプロジェクトで初めて顧客対応業務を任され、しかも海外の新規顧客というものでした。これは10年以上前から活動を続けてきたがなかなか採用には至らず、何としても案件を獲得しなければならない重要なプロジェクトでした。スケジュールに追われる中で、顧客へのプレゼンやさまざまな要求・監査に対応し、最終的に採用に至ることができました。自分の仕事が顧客にも認められ、達成感を感じました。このプロジェクトの経験は、技術者としての自信やスキルアップにつながるとともに、現在の業務にもつながっています。

仕事における面白さややりがいを
教えてください
現代社会において自動車は必要不可欠なものです。自動車安全部品の一つであるインフレータは、人々の命を守る最後の砦ですので、私たちが提供する製品は、その役割を確実に果たす責任があります。そんな社会的に意義のある製品づくりに携わっていることに大きなやりがいを感じていますし、当社の製品が搭載されている自動車を街中で見かけることも多く、それも誇りにつながっています。また、日本化薬の開発職の面白さはただ開発するだけではないところにもあります。新規性の高い開発から顧客への技術的なプレゼンまで、ひとえに開発職といっても幅広い業務があり、若手の内から様々な仕事にチャレンジできます。新規製品を開発する面白さはもちろんありますが、顧客が日本化薬の製品に興味を持ってもらえたら嬉しいですし、顧客の信頼を得られたら自信にも繋がります。もう一つ、グローバルな活躍をできるというのも、仕事の面白さややりがいにつながっています。海外顧客や海外拠点とのやりとりも多く、世界を相手に仕事ができることも大きな魅力です。
あなたにとって
世界的すきま発想。とは
誰もが知っている製品でなくとも、社会において重要な役割を担っている製品を”世界的すきま発想。”から生まれた製品だと考えています。日本化薬の製品は、広く一般の人に知られていないかもしれませんが、こんなところにも使われていたのかという製品が数多くあります。いずれの製品も他社にはない当社独自の技術が詰まっており、私が携わっているインフレータにおいても、火薬に由来する専門性の高い技術によって、当社のインフレータは世界的に見ても小型化・軽量化に成功し、日本化薬独自の高い技術力から新たな製品を生み出しています。私自身もそんな”世界的すきま発想。”を体現し、日本化薬を代表する製品を生み出せたらと日々業務に取り組んでいます。