簡単にはうまくいかない、
だから面白い。
思い描く設備をカタチに。
桑田 明
AKIRA KUWADA
姫路工場 施設部 生産技術担当生産技術第1チーム
工学部 機械工学科卒業 理工学研究科|2013年卒
簡単にはうまくいかない、
だから面白い。
思い描く設備をカタチに。
桑田 明
AKIRA KUWADA
姫路工場 施設部 生産技術担当生産技術第1チーム
工学部 機械工学科卒業 理工学研究科|2013年卒
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- 社員インタビュー
日本化薬に入社を決めた理由を
教えてください
学生時代に学んだ機械工学に関する知識を活かしたいという思いから、就職活動をスタートしました。主に生産技術職を志望したのは、さまざまな分野に携われるだけでなく、製品の開発段階から量産への過程における「安全」「品質」「生産性」といったさまざまな角度からも取り組めると考えたから。中でも日本化薬を選んだのは、私の出身地である福山や、大学時代を過ごした山口に工場があり、親しみがあったことも理由の一つです。最終的には、多岐に渡って事業を展開していることから、幅広い経験ができると感じ、入社を決意しました。
現在の仕事・向き合っている
プロジェクトについて
私は現在、原薬・ガス発生剤の生産を行っているラインの新設、改造、立ち上げ、改善を担当しています。生産設備の開発から納入にかけて特に時間を要するのは、設備の仕様検討です。関係部署の方々とともに条件を洗い出し、安全面、品質面、生産性、コスト等を考慮した仕様を模索していきます。しかし、難しいのはこうした仕様の確定や実現はまだまだスタート地点に過ぎないということ。研究所のスケールで上手く生産できたとしても、工場で実際に使用するスケールにしてみたら予想もしていなかった不具合が発生することも多く、決定した仕様や条件をベースにブラッシュアップしていく必要があるのです。そうしてさまざまな条件をクリアし、安全性が確認されたら、晴れて納入に。その後は、生産条件の確立に向けた試運転調整、量産開始までの設備対応を行うとともに、不具合や追加の要望があった際の改善を行っています。
心に残っているプロジェクトや
達成感を感じた仕事について
入社3年目の頃、メイン担当として工場の新設に携わらせていただいたことがありました。経験年数が少ないにもかかわらず、大きな仕事を任せてもらえるのは日本化薬ならではの風土。「やってやる!」という前のめりの気持ちで取り組んだのを今でも覚えています。もちろん、経験したことがないスケールの仕事に不安や戸惑いもありましたが、上司や先輩にアドバイスをもらいながら、建屋の設計、設備の選定や設備の発注施工管理、社内の安全審査への対応、製品の試運転立ち上げなど、工場新設にかかわる全てを一貫して経験。関係各所と予算やスケジュールを何度も調整したり、必要な知識を学びながら習得したりと、簡単ではありませんでしたが、今でも大きな糧となっています。
仕事における面白さややりがいを
教えてください
当初の思い描いていた設備が実現できたときの達成感は格別です。生産設備の仕様を検討する際には、各部署の意見を集約した最適な設備を目指しているものの、いざ作り上げてみると思わぬ見落としがあったり、現場での作業効率が悪くなっていたりすることも多く、大変な思いをすることはしばしば。さらに生産技術においては、望んだ設備投資効果や生産数量を達成しなければならないといったミッションもあります。でもだからこそ、そこに生産技術職としての腕が求められているということも確かです。集約した意見をできるだけ反映できるよう、一つ一つ改善を進めながら、当初のイメージを具現化できるよう日々取り組んでいます。
あなたにとって
世界的すきま発想。とは
多様な“世界的すきま発想。”によって、社会は成り立っている――。そう感じるようになったのは、入社後、自分が普段使用しているスマートフォンや切符、自動車に日本化薬の製品が使用されていると気づいてからでした。また実際に働く中で、そうした他社に真似できない“世界的すきま発想。”は、製品の作り方や設備の仕様などの細部にも現れていると実感。それからは自分も日本化薬の一員として“世界的すきま発想。”を意識するように心掛けています。現在は、関係部署と協議しながら、ある生産技術について従来のやり方を見直し、新しいやり方を確立して唯一の技術を作り上げようというプロジェクトに注力しています。今後も、一人の人間として多くの人に認められる人間を目指して、現在の職種に限らず、積極的に社会をよりよくするためのプロジェクトを考案、参加、実行していきたいと考えています。