職種紹介

個々の部門が創造力を発揮し、
日本化薬の価値提供を実現

日本化薬のお仕事

日本化薬のお仕事

RESEARCH DEVELOPMENT 研究開発

日本化薬は化学メーカーではありますが、自動車安全部品というデバイスも製造しています。たとえばインフレータでは、ガスを発生させる火薬だけではなく、発火装置であるスクイブ、ガスをろ過するフィルターや外部を取り囲むハウジングなど多くの材料で構成されており、その研究開発には化学工学・機械・電気などの幅広い知識が求められます。自動車用安全部品の用途は、乗員保護の多様化、歩行者保護へと拡大しつつあり、新たな要求性能に応える研究開発に取り組んでいます。

セイフティシステムズ 研究開発
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加速度的に進化を続けるIT(情報技術)。その進化を支える機能性樹脂、色素素材、機能性フィルムなど多様な素材の研究開発を行います。具体的には、半導体の封止材などに用いるエポキシ樹脂などの樹脂複合材料や、消費者向けから産業向けまで用途が広がるインクジェットプリンター用色素などの色素複合材料などが挙げられます。新技術・新素材の研究開発には、ニーズに応じた製品を生み出すマーケットインの発想が欠かせません。

触媒 研究開発

紙おむつなどに使用される高吸水性ポリマー。その原料となるアクリル酸の製造用触媒の研究開発を行います。収率や寿命を向上させるため、触媒の組成だけでなく、形状、反応方式、反応条件など、様々な面の検討、研究を行います。お客様の製造プラントへ出向き、使用法やメンテナンスなどのサポートを行うことも仕事の一つです。また、メタクリル酸製造用触媒についても研究開発しています。

触媒 研究開発

医薬品の研究は、「新たな薬」の種となる候補化合物を探し出し、作り出す「探索研究」からスタートします。探索された化合物に対して、有効性や安全性、代謝、動態などのメカニズムを細胞レベル、個体レベルで分析する「開発研究」を行い、製剤化などを研究してヒトに投与できる「医薬品候補化合物」にするのが医薬研究の仕事です。探索から医薬品として形になるまでのプロセス、期間が長いため、根気よく取り組むことが求められます。

医薬品 研究

研究で見出された候補化合物をヒト(患者さん)に投与して有効性や安全性を確認し、新薬として世の中に送り出す役割を果たすのが医薬開発の役割です。厳しく定められた基準に則った臨床試験(治験)を実施するため、治験実施計画書(プロトコール)を作成して、治験をモニタリングして評価を実施。さらには承認申請書類作成、審査対応まで行います。

医薬品 臨床開発

安定した食糧生産には欠かせない農薬。化学合成技術や製剤技術、生物評価技術を利用して、環境に優しい化学農薬や新規農薬製剤の研究開発、生物農薬の開発を行っています。環境負荷が少なく長期にわたり効果が期待できる製剤開発が研究開発の大きなテーマです。

アグロ 研究開発

日本化薬のルーツである火薬事業は、グループ会社の「カヤク・ジャパン株式会社」に事業を引き継いでいます。同社が扱う火薬類の用途は産業用で、ダム・トンネル掘削や採鉱・砕石等の社会インフラ整備をはじめとした様々な分野で社会に貢献しています。新たな製品の開発を進める一方、各種化学物質の安全性・危険性を評価する危険性評価事業も手掛けています。

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PRODUCTION 生 産

生産効率の向上のために工場の生産ラインの新設、設備装置の考案、治具や工法の開発などを行います。また設備の故障対応やメンテナンスの保全も重要な役割です。全国において6カ所の生産拠点には、量産化の検討やプロセスの基本設計を行う「製造部」と、プラントや生産ライン・設備の設計・建設、改良工事、保全を担当する「施設部」の2部門があります。海外への生産拠点の展開が拡大しており、活躍の場が広がっています。

生産技術

医薬品の元となる原薬を生産するためのプロセスや製剤技術の開発から品質管理まで担うのが医薬品の生産技術職です。開発候補品の品質を担保しつつ、より低廉な生産コストに配慮した生産方法の実現が使命です。当社で上市している医薬品だけでなく、他社からの受託製造もおこなっています。近年では新薬の他に、ジェネリック医薬品や、バイオシミラー(バイオ後続品)などの製剤技術の開発にも力を入れています。

医薬品 製造技術

QUALITY MANAGEMENT 品質管理

自動車安全部品という人命にかかわる部品を扱うからこそ、より厳しく高い品質が求められますので、その要求に応えるために品質管理、品質保証の役割は重要です。品質管理の仕事では不良品を出さないよう、製造現場の改善や製品検査を通じて品質の確保に貢献します。品質保証の仕事では、お客様に出荷した後の対応がメインとなりますが、クレームに対応するだけでなく、お客様の要求を製品に反映できるよう社内各部署と協力して品質の向上に努めます。

医薬品は研究・開発から製造、市販後に至るまで、あらゆる業務で厳しい基準が定められています。その厳しい基準が遵守されているかを確認し、必要に応じて改善を指示、提言するのが、信頼性保証の仕事です。それぞれの業務を担う部門とは別の客観的立場でチェックすることで、当社の医薬品の信頼性向上を図ります。また医療従事者や患者さまから寄せられる製品に関する情報・ご意見に対応し、必要に応じて当局に報告し、適正使用情報を提供することも役割の一つです。

医薬品 信頼性保証
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STAFF スタッフ

会社を一つの組織として機能させ、各事業を円滑に進められるようサポートする役割を担うのが管理系職種です。資金管理や財務指標の作成など担当する経理、法律面で事業活動を支援する法務、人材の採用、育成、評価などを行う人事など多様な役割があります。また、各工場やグループ各社など、より現場に近い立場でそれぞれの組織を運営し、管理する仕事もあります。
日本化薬はBtoB企業ですので、営業職は顧客企業との窓口となります。販売は重要なミッションですが、それだけでなく研究員と協力したニーズ探索や、適切な製品の製造、出荷を通じて顧客企業、社会の課題解決を自社製品を通じて担う仕事です。

事業企画
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