命と安全にかかわる製品に携わる。
そこにある責任と、誇り。

KAZUKI NAKADE

セイフティシステムズ事業部開発統括部 開発第3グループ 第2チーム
マテリアルサイエンス研究科 マテリアルサイエンス専攻|2017年卒

命と安全にかかわる製品に携わる。
そこにある責任と、誇り。

KAZUKI NAKADE

セイフティシステムズ開発研究所 開発第3グループ 第2チーム
マテリアルサイエンス研究科 マテリアルサイエンス専攻|2017年卒

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  • 社員インタビュー
CAREER

2017
セイフティシステムズ開発研究所 開発第3グループ第1チーム
2021
セイフティシステムズ開発研究所 開発第3グループ第2チーム

日本化薬に入社を決めた理由を
教えてください

学生時代は化学を専攻し、有機−無機ハイブリッド材料に関する研究に取り組んでいました。しかし、就職活動では、これまでの専攻や研究内容にこだわらず、興味がある分野や職種を幅広く検討。そこで興味を持ったのが、自分で作ったものを売り込む“技術営業”です。中でも日本化薬を志望した理由は、火薬という特徴的な製品を扱っていること、さらにその製品づくりにも興味を持ったから。最終的に、自動車の安全という、身近で責任のある分野の最前線で働けることにも社会的意義を感じ、入社を決意しました。

現在の仕事・向き合っている
プロジェクトについて

入社後から現在に至るまで、「マイクロガスジェネレーター」という自動車部品の設計・開発を担当しています。マイクロガスジェネレーターとは、自動車が衝突した時にシートベルトを巻き取る仕組みに使われているガス発生装置のこと。この装置によってシートベルトを巻き取り、体を正しい位置に固定することで、膨らんだエアバッグの効果を高め、乗員の安全性確保につながっています。これまでの仕事を振り返ると、まずは1年にわたって製品開発に必要な実験スキルや自動車業界特有の設計ツール、試作や量産工程について学びました。大学まで化学を扱っていた私にとって、機械系の分野は初めての領域。ゼロからのスタートでしたが、習熟度に合わせて教育の機会や試験があったため、一つ一つ着実に習得していくことができました。2年目には、先輩社員の補佐として提案資料の作成や製品設計に必要な実験を担当しながら、基本的な対応力を体得。3年目から、実際に主担当としてお客さまを持ち、製品開発に携わってきました。技術的な窓口として、製品や問題解決の提案なども行っています。多くの人の安全・安心な日常を守るといった責任感を持って、日々業務に励んでいます。

仕事において大切にしている
ことを教えてください

私が大切にしているのは、“良い製品とは何か”をさまざまな目線から考えること、そして納得がいくまで諦めずに取り組むことの二つです。
なぜなら、もちろん第一はお客様目線ですが、そのほかにも製造コストや生産性といった現場目線や利益といった会社目線、はたまた環境目線など、研究開発担当として意識しなければならない目線は多数あり、その分だけ越えなければならない壁があるのです。それらを乗り越えていくには、やはり納得がいくまでやり続けることが欠かせません。これからも、持ち前の執念深さを活かしながら、あらゆる視点から見た“最適解”を追求していきたいと思っています。

仕事における面白さややりがいを
教えてください

何よりも責任とやりがいを感じているのは、人々の生活ときっても切り離せない“自動車”の、人の命や安全を守る。そのために欠かせない部品に携わっていることです。当然ながら、それだけ重要な部品であるからこそどんな不具合も許されません。でもその緊張感の中だからこそ、自分が開発した製品が組み込まれた自動車の存在が誇りでもあり、仕事へのやる気の源泉にもなっています。また、これまでに海外工場の改善プロジェクトにも携わったことがありますが、英語での仕事は初めてながらも、現地の方々と徐々に打ち解け、プロジェクトを成功に導けた時は大きな達成感がありました。そんなふうに海外と仕事ができるのは、グローバル展開を進める日本化薬だからこそ。大きなフィールドの中でチャレンジさせてもらえることが、モチベーションにもつながっています。

あなたにとって
世界的すきま発想。とは

日本化薬での仕事を通して改めて気付いたのは、私たちの生活は、人目につかない・目立たないモノに支えられて成り立っているということ。そんな、生活を支える製品を多数取り扱っているところに、日本化薬特有の“世界的すきま発想。”を感じます。それこそ、私が携わっている「マイクロガスジェネレーター」も、そうした“世界的すきま発想。”から誕生した一つだと思います。こうした経験を積み重ねながら私が目指すのは、いつか日本化薬の看板になるような製品を開発すること。そのためにも、常に外に目を向けて“すきま”を模索しながら、貪欲に成長していきたいと考えています。