2050年カーボンニュートラル実現に向け中期環境目標を改定

2024年04月23日
 日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:涌元厚宏)は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、中期環境目標を改定しました。

 日本化薬グループは、気候変動対応を重要課題と認識し、2020年に2℃水準の中期環境目標を設定しました。近年、世界で深刻化する環境問題とカーボンニュートラルの実現に向けた動きが活発化する中、日本化薬グループは、中期環境目標を1.5℃水準に更新し、事業活動で排出する温室効果ガス排出量(Scope 1、2)を2030年度までに46%削減し(2019年度比)、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指します。

 具体的には、低炭素原燃料への転換、高エネルギー効率機器の導入等による省エネ、再生可能エネルギーの導入を進めることに加え、MFCA*1などの手法を活用し、製造プロセス中のエネルギーとマテリアルのロスを明確化し、それらを削減することで排出量の削減を推進します。2050年のカーボンニュートラルに向けては、市場や顧客等の外部環境の整備・変化が前提となりますが、前述の施策に加えて、熱源の電化、CCUS*2等のカーボンネガティブ技術の活用についても検討を進めます。 

 日本化薬グループは環境に配慮した事業活動を通じ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

*1 MFCA(Material Flow Cost Accounting):マテリアルフローコスト会計
*2 CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage):二酸化炭素を分離・回収し、地中などに貯留する技術
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