中期事業計画
KAYAKU Vision 2025
(KV25)

KV25 売上高・営業利益計画

2019~2021年度中期事業計画KAYAKU Next Stageの最終年度となった2021年度はさまざまな外部環境の影響もあり、計画を達成することはできませんでした。しかし、売上高は1,848億円と過去最高を達成することができました。

2022年度から始まる中期事業計画KV25では、毎年計画を立てると売上計画が下がっていく鳥の羽現象※1とならないように、各事業でありたい姿に向けてロードマップを作成し、それを基に中期事業計画を策定しました。

2022年度は、原材料の高騰やWithコロナでの活動再開による費用増などにより一時的に利益は下がります。しかし、2023年度には売上高2,000億円を超え、2025年度には売上高2,300億円、営業利益265億円を目指す計画※2です。決して低い目標ではありませんが、作成したロードマップに則って進めることで達成できる計画と考えています。

また、このKV25期間では、研究開発+設備投資+投融資で総額2,000億円規模の投資枠を設定し、2025年度以降も見据えて、積極的に投資を行っていきます。

  • ※1 鳥の羽現象:経営計画を見直す度に目標数値の下方修正を繰り返すこと。
  • ※2 事業計画値は2022年5月13日外部発表値

KV25 全社経営目標

経済的価値(2025年|環境・社会的価値)

サステナブル経営を推進するKV25の全社経営目標として、創出する経済的価値と環境・社会的価値のKPIを設定しました。

経済的価値においては売上高・営業利益の他にも、資産効率の改善によってROE8% 以上を達成することを目指します。また、ROIC(投下資本利益率)を経営指標として取り入れて、部門別の評価管理により資産効率の向上を図ります。

環境・社会的価値においては、気候変動対応のため2030年度に向けて温室効果ガス排出量を2019年度比で32.5%まで削減し、長期的には2050年度のScope1 カーボンニュートラルを目指していきます。

また、各事業から「デジタル社会の実現」「健康な社会の実現」「命を守り続ける」「食を支える」という価値を創出し、顧客満足度向上に努めるとともに、サプライチェーンを含む人権DD(デュー・ディリジェンス)の仕組みを構築、継続的に実施します。

最も身近で重要な従業員に対しては、働きやすく働きがいのある職場環境を整備し満足度の向上を図り、女性管理職の比率を上げる等ダイバーシティの推進に取り組みます。

KV25 事業ポートフォリオ

事業ポートフォリオ(重点投資分野・商品群)−KV25 注力事業 −

日本化薬グループは持続的な成長を実現するために、中長期的な視点で製品ごとのポートフォリオを見直しました。事業ポートフォリオ戦略の目的は、成長性のある市場で日本化薬グループの強みを活かせる領域を明確にし、経営資源を重点的に配分することです。

市場の成長性魅力度と収益力・競争力の2軸で3事業領域を製品別に評価し、「重要」「新規/将来性」「基盤」「収益力改善」の4つのカテゴリーに分類しています。「重要」「新規/将来性」事業分野には集中して投資することで収益性の高い事業をつくり、「収益力改善」事業分野は収益をしっかりとコントロールしながら運営するなど、メリハリをつけた経営資源の配分を行います。

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