エアバッグを瞬時に膨らませる役割を果たしているのがインフレータです。金属製容器の中には、日本化薬が長年培ってきた火薬技術を応用したガス発生剤が装填されており、車両衝突時には1/1000秒単位でエアバッグの展開速度をコントロールします。
車両衝突時にシートベルトが自動的に数センチほど引き込まれる機能があるのをご存じですか?この機能にマイクロガスジェネレータ(小型ガス発生装置)が使われています。緊急時にガスの圧力でシートベルトを巻き取り、搭乗者の体を確実かつ安全に拘束します。
車が歩行者と衝突してしまった際、ボンネットを瞬時に跳ね上げ、その下のエンジンとの間に空間を作り、歩行者の頭部への衝撃を緩和するポップアップフードというメカニズムにマイクロガスジェネレータが使用されています。
「インフレータ」及び「マイクロガスジェネレータ」に組み込まれている点火部品がスクイブです。自動車衝突時にセンサーが衝撃を感知するとスクイブへ電流が流れ、その時発生する熱でスクイブ内部の薬剤が発火し、スクイブが作動します。
路面にできた水たまりの反射光や、窓ガラスやダッシュボードなどに映り込んだ光をカット(制御)することで、道路の白線や歩行者の検知精度を向上させることができ、車の安全運転を支えています。
太陽光のエネルギーをカット(制御)する役割をもち、ディスプレイを温度上昇から守ります。また、防塵カバーとして埃の侵入を防ぎます。
世界中のどこであっても季節を問わず過酷な環境下においてもディスプレイ性能を維持できる高信頼性フィルム材料や液晶封入用の高接着シール剤を開発・提供しています。
自動車の安全制御等に支障をきたすことなく、様々な環境下においても長期信頼性を維持できる半導体用エポキシ樹脂やプリント配線基板へ適した材料を開発・提供しています。
強度・剛性を維持しながら軽量化でき、車の低燃費へ貢献できる炭素繊維複合材料に適した耐熱性、耐衝撃性、難燃性に優れたエポキシ樹脂を開発・提供しています。