Q&A

マトリックフロアブル

脱皮促進・脱皮阻害どちらが効果高いですか?

マトリックは強制的に脱皮を誘発させる薬剤です。強制的に脱皮を促進するため、正常な脱皮ができないと考えられます。

食毒・接触毒はどちらが効果ありますか?

食毒が中心です。

速効ですか?(効果発現はいつ頃からですか?)

神経毒の薬剤に比べ速効的とは言えません。キチン合成阻害剤に比べれば概して速効的です。

脱皮促進作用から致死に至るまでのメカニズムは?

薬剤がある程度(必要量)体に入ると、25℃条件で、12時間後に頭蓋剥離が起こり、体内ではキチン分解酵素の活性が上がるなど脱皮に向けた反応をし始めます。頭蓋剥離の直前には摂食ができなくなっています。その後、脱皮後の皮膚が十分にできず、キチン分解酵素も活性が上がっている為、体液が外に流れ出る等で体が黒化する等の症状が出てきます。死亡率が安定するのは25℃条件では4~5日後となります。

天敵やハチ類には全く影響ないですか?

現在までに知られている限り、チョウ目以外の昆虫に脱皮を促進させる効果はないので、散布の水で死亡する等を除けば影響がないものと考えられます。天敵影響表 をご参照ください。

薬害は起こりやすいか?(特にボルドー剤との混用時)

混用事例表 をご参照ください。

いわゆるキチン合成阻害剤とはどう違うのですか?

マトリックには強制的に脱皮をスタートさせる作用があるために早い時期に摂食行動を停止し、完全な脱皮ができずに致死します。
キチン合成阻害剤は脱皮時までは正常に摂食活動をつづけ、脱皮時に完全な脱皮ができずに致死します。
参考までに下記のイラストをご参照ください。

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