社員紹介│MEMBER│日本化薬株式会社

技術系研究|医薬事業

ナノテクノロジーを駆使した
先端技術開発で、医療に貢献する

医薬研究所 ナノ医薬品グループ ナノ化学チーム
2011年入社 / 生命科学院 生命医薬科学コース専攻修了

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MISSION仕事のミッション

高分子ミセル化抗がん剤を
デザインする

医薬研究所では、ナノテクノロジーを駆使したDDS(ドラッグデリバリーシステム)製剤である高分子ミセル化抗がん剤を中心とした新規抗がん剤の開発研究に注力しています。私が所属するナノ化学チームは、高分子ミセル化抗がん剤をデザインし、作りこむプロセスを担っています。その一例が、抗がん剤と高分子ミセルとの結合様式や内核との相互作用の強さを調節することで、高分子ミセルからの抗がん剤の放出速度を化学的に制御し、持続的に作用する化合物を見出すことです。最終的には、有効性、安全性および利便性の高い薬を創製し、患者さまに届けることが目的です。

FEEDBACKやりがい・大変さ

求められるスキルの幅が広い

化学の中でも求められるスキルの幅が広い点です。低分子抗がん剤や高分子ポリマーの合成だけでなく、これらを組み合わせ高分子ミセル化抗がん剤とする製剤的な側面も学ぶ必要があります。学生時代は低分子化合物を中心に扱っていたので、はじめは高分子ポリマーの扱い、特に分析に使用する機器は独特で戸惑うことがありました。

また、生物評価と連携を取りながら研究を進めるため、化学だけでなく、薬理、薬物動態、毒性など様々な知識も不可欠。そのため入社以来、勉強の日々ですが、文献情報や試験結果を考察し、合成するモノへと構造、物性を落とし込むことが重要です。薬をつくるということは、患者さまや医療従事者が求める治療薬をイメージし、知識だけでなくセンスも問われる難易度の高い仕事なので、チャレンジングでやりがいがあります。

仕事のミッション、やりがい・大変さ

MEMORY印象に残っていること

入社2年目で任された、
社外との共同研究

入社2年目で社外との高分子ミセル化抗がん剤の共同研究テーマを任されました。先端技術だったので、情報も少なく、自分のアイデアで切り開く部分が多く、サンプルの調製時に分析がうまくいかず納期が遅れてしまい、先方に迷惑をかけてしまいましたが、課題を明らかにするために、先輩とディスカッションを重ね、無事にサンプルを提供できるようになりました。期待や責任も大きく苦しくもありましたが、重要な役割を任せられていることを日々実感でき、患者さまの治療に貢献できるかしれない先端技術開発に携われるのは、研究者としてやりがいがありました。

FUTURE今後の展望

自らが手掛けた医薬品を世に出すこと

最終目標は当然、自身が創った医薬を世に出すこと。そのために幅広い専門性でプロジェクトを推進できる研究者となる必要があります。先輩の専門性や知識の幅の広さに驚かされますが、今は先輩や上司と相談しながら一歩一歩進んでいます。

印象に残っていること、今後の展望

MUST ITEMマストアイテム

分析機器

マストアイテム

高分子ミセル化抗がん剤の評価のための分析機器です。この機器は高分子ミセルの粒子径や粒子表面の電荷、分子量を測定することができます。これらの物性値は体内動態などに影響する重要なファクターであるため、緻密な測定は必要不可欠です。また一口に粒子径といっても測定原理は様々で、それぞれの特性に合った分析法を選択する必要があり、粒子径測定だけでも、この他数種類の機器を備えています。

MY PRIVATE休日の過ごし方

スキューバダイビング

休日の過ごし方

普段は都内の有名な飲食店を巡っているが、連休は離島に足を延ばし、スキューバダイビングを楽しんでいます。写真は自身で撮影した海のアイドル、クマノミ。決まってシャッターを切る瞬間に顔をこちらに向けるので、なかなかきれいに撮らせてもらえません。海でリフレッシュした後は新たな気分で研究に取り組めます。

MESSAGE MOVIE社員からのメッセージ

日本化薬の魅力

一人一人が経験できる仕事の幅が広く、若手でも責任のある仕事を任せてもらえます。社内外で成長機会は多くあるので、向上心や自主性さえあれば色々な業務を経てレベルアップできます。また仲間を見て思うのは、活躍できる人の幅が広いことです。一括りに合成部門といっても、高分子合成や分析などさまざまなバックグラウンドを持つ人間が集まっています。各分野を得意とする研究員が日々ディスカッションを重ねながら研究を行っており、さまざまな角度から意見を交換できるため新たな発見もあります。