セイフティシステムズ事業

取締役常務執行役員
セイフティシステムズ
事業本部長

石田 由次

事業ビジョン

自動車安全部品で培った技術をベースに、
進化するモビリティーテクノロジーに
対応した新たな安全部品を開発し、
世界中のより多くの人々に安全を提供する

中期事業戦略

生産体制、品質保証体制、
サプライチェーンをグローバルに強化し、
インフレータ・マイクロガスジェネレータ・
スクイブのグローバル事業を拡大する

事業概要

 セイフティシステムズ事業は、日本初の産業用火薬メーカーとして長年培った点火・起爆および火薬燃焼に関する技術を応用し、自動車衝突時にエアバッグを膨らませるためのガス発生装置「インフレータ」および、同時に作動するシートベルトを巻き取るための小型のガス発生装置「マイクロガスジェネレータ」、そしてそれらを点火するための点火装置「スクイブ」を独自に開発してきました。現在は、日本、チェコ、中国、メキシコ、マレーシアの5つの生産拠点から、グローバルに事業を展開しています。

生産拠点

日本姫路工場
チェコカヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s. (KSE)
中国化薬(湖州)安全器材有限公司(KSH)
メキシコカヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V. (KSM)
マレーシアカヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd. (KMY)

セイフティシステムズ事業

事業の中長期的な展望について

 CASEに象徴されるように、自動車産業は大きな変革期にあります。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で自動車販売が低迷していますが、中長期的には、今後も新興国を中心に自動車販売台数は増加を続けると予測されています。火薬技術を使った自動車安全部品は、エアバッグに始まり、シートベルトプリテンショナー、フードポップアップ、電流遮断装置と、自動車の進化に伴い使用用途が拡大しています。
 インフレータ、マイクロガスジェネレータに代表される火工品は、自動車安全部品の搭載箇所の拡大に伴い、これからも成長が期待されます。セイフティシステムズ事業では、これら火工品とともに自動車安全部品に必要な点火具(スクイブ)の技術により磨きをかけて、安全性・信頼性の高い製品を供給し続けます。
 そして新たなモビリティーであるドローンや、将来登場するであろう空飛ぶ自動車などにも、現在の自動車安全部品の技術を応用・発展させた新しい安全装置の提供を目指していきます。進化するモビリティーテクノロジーへの対応を通じて、将来に渡り世界中の人々の安全に貢献いたします。

CASE:4つのキーワードの頭文字、Connected(接続性)の「C」、Autonomous(自動)の「A」、Shared(共有)の「S」、そしてElectric(電動化)の「E」

中期事業計画 KAYAKU Next Stage の取り組みについて

 KAYAKU Next Stageの2年目となる2021年3月期は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け自動車販売が大きく低迷しています。特に第1四半期は世界各地で大幅な減少となり、セイフティシステムズ事業の売上高も前年比47%減という大幅な減収となりました。
 また、KSM、KMYでは新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、政府の指示により稼働を一時停止し、それ以外の拠点においても需要量に合わせた休業や生産調整を実施しました。自動車販売台数が元の水準に戻るには数年かかるとの予測もあり、自動車産業、自動車部品産業での競争が更に激化するものと想定されます。
 非常に厳しい事業環境ではありますが、今こそ「ものづくり力」の強化を進める時でもあります。生産ラインの効率化はもとより、部品調達から製造、検査、納品までの全プロセスを見直し、より効率的なものづくりの体制を整備します。そして需要が回復した時には、これまで以上に高い効率で生産できる体制で自動車安全部品を供給できるよう、整備を進めてまいります。

中計重点テーマ

項目取り組み内容
安全・品質管理体制の確立 ●安全強化活動の推進と品質意識の従業員全体への浸透
研究開発の強化 ●進化する市場の要求にマッチした安全部品の開発を推進
●ドローン用安全装置の開発推進
知的付加価値の創造・提供 ●日欧のノウハウを融合した日本化薬式火薬安全技術の確立
●生産・検査工程の自動化推進とグローバルでの生産技術・生産ノウハウのレベルアップ
グローバル経営の推進 ●拠点間の報・連・相を強化、グローバルで一体感を持った運営を目指す
●国内外からグローバル要員を選抜・教育し次世代の各拠点経営者層を育成
社内外との協業による事業強化 ●グローバルサプライベースの強化
●社外との協業による開発の促進とアライアンスの促進
成長を支える経営基盤の充実 ●需要に対応したタイムリーな設備投資の実施
●事業拡大に向けたマスタープランを各拠点で作成

製品紹介

 エアバッグやシートベルトプリテンショナーなどの安全装置に組み込まれる自動車安全部品を確かな品質とともに、グローバルに提供しています。

インフレータ

 エアバッグを瞬時に膨らませるための装置です。火薬技術を応用したガス発生剤が装填されており、衝突時に1/1000秒単位でエアバッグの展開速度を制御します。

マイクロガスジェネレータ

 衝突時にシートベルトを瞬時に巻き取り、搭乗者を安全に拘束するシートベルトプリテンショナーに使用される小型のガス発生装置です。

スクイブ

 インフレータやマイクロガスジェネレータに組み込まれる点火用部品です。衝撃センサーからの電気信号を受け取り安全装置を作動させます。

トピックス

多様化する自動車安全装置への取り組み

 自動車安全部品の需要は、車1台あたりに搭載される部品数の増加とともに、多様化が進んでいます。例えば歩行者保護の観点から、万が一歩行者と車が接触した場合に、車のボンネットを跳ね上げてクッションの役割を持たせることによって安全性を高めるフードポップアップ装置や、普及が進む電気自動車の衝突時に、感電事故を防ぐためにバッテリーから供給される高電圧電流を遮断するデバイスに、マイクロガスジェネレータやスクイブなどが利用されています。
 どちらの用途にも日本化薬製品の販売が始まっており、エアバッグやシートベルトプリテンショナー向けのほかに伸長が見込まれる用途として期待されています。

株価情報

証券コード(東証一部):4272

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