セイフティシステムズ事業

取締役常務執行役員
セイフティシステムズ
事業本部長

石田 由次

事業ビジョン

自動車安全部品で培った技術をベースに、
進化するモビリティーテクノロジーに
対応した新たな安全部品を開発し、
世界中のより多くの人々に安全を提供する

中期事業戦略

生産体制、品質保証体制、
サプライチェーンをグローバルに強化し、
インフレータ・マイクロガスジェネレータ・
スクイブのグローバル事業を拡大する

事業概要

 セイフティシステムズ事業は、日本初の産業用火薬メーカーとして長年培った点火・起爆および火薬燃焼に関する技術を応用し、自動車衝突時にエアバッグを膨らませるためのガス発生装置「インフレータ」および、同時に作動するシートベルトを巻き取るための小型のガス発生装置「マイクロガスジェネレータ」、そしてそれらを点火するための点火装置「スクイブ」を独自に開発してきました。現在は、日本、チェコ、中国、メキシコ、マレーシアの5つの生産拠点から、グローバルに事業を展開しています。

生産拠点

日本姫路工場
チェコカヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s. (KSE) ※2018年6月1日に社名変更しました。
中国化薬(湖州)安全器材有限公司(KSH)
メキシコカヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V. (KSM)
マレーシアカヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn. Bhd. (KMY)

セイフティシステムズ事業

事業の中長期的な展望について

 今まさに、自動車部品産業は大きな転換期にあると言っても過言ではありません。リーマンショック以降、順調に拡大を続けていた自動車販売に、昨年後半から陰りが見えています。その一方で、CASE*による大きな変革など、自動車に対する新たな期待も大きく広がっています。
 このような状況の中、自動車安全部品の搭載率は年々増加を続けており、搭乗者の保護をはじめ歩行者の保護に至るまでその対象範囲を広げています。セイフティシステムズ事業本部は、人々の命を守るために必要とされる、新たな安全部品をタイムリーに市場に提供することで、更なる事業拡大を図ります。
 また、生産数量の拡大に伴い、サプライチェーンを維持・管理することがより一層重要になっています。製品設計の段階から、部品・原材料の調達、製造工程・設備そして納入までの各段階を意識した製品設計を行うとともに、各段階できめ細かい管理を行うことで安定した製品供給を果たしてまいります。

CASE:4つのキーワードの頭文字、Connected(接続性)の「C」、Autonomous(自動)の「A」、Shared(共有)の「S」、そしてElectric(電動化)の「E」

中期事業計画 KAYAKU Next Stage の取り組みについて

 セイフティシステムズ事業では、火薬という取扱いを間違えたら発火する危険な物質を用いて、人々の命を守るための自動車安全部品を生産しています。この火薬を安全に取り扱う専門技術を保有することと、高い品質の製品を世界5カ国の製造拠点からグローバルに安定して提供できることが当事業の強みです。自動車安全部品の事業を更に拡大していくために、最も基本となる「安全」と「品質」の2つに、更に磨きをかけてまいります。
 KAYAKU Next Stage では、中計重点テーマである「安全・品質管理体制の確立」や「グローバル経営の推進」に関連する重点課題に真摯に取り組み、最終年となる2022年3月期には売上高580億円の達成を目指します。
 新たに着手したドローン用の安全部品の開発も、KAYAKU Next Stage で注力して進めるテーマです。今後、使用分野の拡大が期待されるドローンの、墜落時の安全性向上にも貢献できるように、開発のスピードを速めてまいります。

中計重点テーマ

項目取り組み内容
安全・品質管理体制の確立 ●安全強化活動の推進と品質意識の従業員全体への浸透
研究開発の強化 ●進化する市場の要求にマッチした安全部品の開発を推進
●ドローン用安全装置の開発推進
知的付加価値の創造・提供 ●日欧のノウハウを融合した日本化薬式火薬安全技術の確立
●生産・検査工程の自動化推進とグローバルでの生産技術・生産ノウハウのレベルアップ
グローバル経営の推進 ●拠点間の報・連・相を強化、グローバルで一体感を持った運営を目指す
●国内外からグローバル要員を選抜・教育し次世代の各拠点経営者層を育成
社内外との協業による事業強化 ●グローバルサプライベースの強化
●社外との協業による開発の促進とアライアンスの促進
成長を支える経営基盤の充実 ●需要に対応したタイムリーな設備投資の実施
●事業拡大に向けたマスタープランを各拠点で作成

製品紹介

 エアバッグやシートベルトプリテンショナーなどの安全装置に組み込まれる自動車安全部品を確かな品質とともに、グローバルに提供しています。

インフレータ

 エアバッグを瞬時に膨らませるための装置です。火薬技術を応用したガス発生剤が装填されており、衝突時に1/1000秒単位でエアバッグの展開速度を制御します。

マイクロガスジェネレータ

 衝突時にシートベルトを瞬時に巻き取り、搭乗者を安全に拘束するシートベルトプリテンショナーに使用される小型のガス発生装置です。

スクイブ

 インフレータやマイクロガスジェネレータに組み込まれる点火用部品です。衝撃センサーからの電気信号を受け取り安全装置を作動させます。

トピックス

ドローン向けの安全装置「Para Safe®」を開発

 自動車用安全部品で培った火薬を安全に扱う技術を、新しいモビリティーテクノロジーに応用する取り組みの一環として、物流・農業・災害救助などで利用が拡大するドローン(無人航空機)向けの安全装置「Para Safe®」を開発しました。ドローンが不測の事態で落下した際に素早くパラシュートを展開し、地上の安全を守るとともに、ドローン本体やカメラなどの搭載物の破損を防ぎます。
 「Para Safe®」は他の方式と異なり、パラシュートの展開時に重りを飛散させることがないため、安全性の高いことが特長です。また、物流用途などで使われるドローンの大型化に対応できるようなラインアップも用意しています。ドローンメーカーとのパートナーシップのもと、装置の軽量化やドローン本体への搭載方法の規格化といった課題に取り組みながら、2021年以降の上市を目指して開発・評価を進めています。

株価情報

証券コード(東証一部):4272

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