機能化学品事業

代表取締役専務執行役員
機能化学品事業本部長

橘 行雄

事業ビジョン

樹脂・色素・触媒をコア技術に、
情報・通信、デジタル印刷、
省エネ・省資源の分野へ
特徴のある機能化学品を提供し、
「超スマート社会」と「SDGs」の実現に貢献する

中期事業戦略

グループ各社の力を結集して、
独自素材の開発・複合化により特徴ある
機能化学品をグローバルに提供し、
成長し続ける

事業概要

 機能化学品事業は、機能性材料、色素材料、触媒の3つの事業に、主力グループ会社である連結子会社のポラテクノグループを含めた4つのセグメントで構成されています。樹脂技術、色素技術、触媒技術を応用した当社グループの製品は、エレクトロニクス領域を中心に様々な用途で幅広く使用されています。機能化学品事業は、ターゲットを「情報・通信、デジタル印刷、省エネ・省資源」分野と定め、変化のスピードが速い市場へ特徴のある機能化学品を提供し、「超スマート社会」と「SDGs」の実現に貢献することを目指しています。

機能化学品事業

事業の中長期的な展望について

 機能化学品事業本部では、樹脂・色素・触媒をコア技術としてユニークな製品を社会に提供し続け、「超スマート社会」と「SDGs」の実現への貢献を目指します。現在、機能化学品事業を取り巻く環境は劇的に変化しています。コスト競争力の高い中国拠点での生産や、中国からの安価な原料購入を利用するという図式が崩れ、労務費の上昇や環境規制の強化によるコストアップにより営業利益は圧縮の一途をたどる中、これまでより一層グローバルな、かつ多角的な対応が必要になります。
 当事業本部は、将来のニーズを的確に捉えた高い品質の製品によって、新しい価値を社会へ提供し続けていきます。そのためには、お客様の課題をよく調査・分析して、製品とともにソリューションを提供することが大切と考えています。また、国内外のパートナーとの業務提携やM&Aの可能性も積極的に追求しつつ、マーケティング・研究開発・原料ソーシングを含む製造・販売を一体化し、新しいビジネスモデルの確立を目指して事業運営を進めてまいります。

中期事業計画 KAYAKU Next Stage の取り組みについて

 前中計の Take a New Step 2016 の期間中には、様々な成長の種を撒いて来ました。通信の世界の常識を変える5G時代の到来を見据えての新規樹脂マレイミドの開発、航空機に使用されるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)向けのエポキシ樹脂の用途拡大、産業用インクジェットプリンタ用色素や感熱顕色剤のグローバル展開、高収率酸化触媒ビジネスの拡大等です。KAYAKU Next Stage においては、これらの事業を積極的に推進し、2022年3月期には売上高を900億円に到達させるべく、事業本部と各グループ会社が一丸となって進みます。また、事業の成長に必要不可欠な研究開発のスピードを一層加速させるため、これまで以上に事業部と研究所の連携を深め、売り上げに占める新製品の比率を高めてまいります。リスクとして顕在化した原料の安定・安価購入についても、当事業本部の購買戦略に基づいて、原料ソースの多様化等のサプライチェーンの強化を進めていく所存です。

中計重点テーマ

項目取り組み内容
安全・品質管理体制の確立 QMSの一体運営、LIMS導入による品質管理の強化
研究開発の強化 5年間新製品比率20%
市場ニーズを先取りしたユニークな新製品開発
知的付加価値の創造・提供 モノづくり力の強化
グローバル経営の推進 海外グループ会社の事業拡大
社内外との協業による事業強化 補完技術獲得を目的としたM&A
BCPのための国内外企業との提携
成長を支える経営基盤の充実 グループ会社各社のコーポレートガバナンス体制の充実

トピックス

 機能性材料事業・色素材料事業・触媒事業・ポラテクノグループの4つのサブセグメントにおいて、事業ビジョンの実現に向けてそれぞれ特徴ある製品を開発、販売しております。

新規マレイミド樹脂の製造設備(厚狭工場)

新規マレイミド樹脂の製造設備(厚狭工場)

5Gデバイス向け新規マレイミド樹脂を製品化

 第5世代移動通信システム(5G)に対応するデバイス向けの機能性材料として、新規マレイミド樹脂を開発いたしました。厚狭工場(山口県)に建設した専用量産プラントで2019年2月より製造を開始しており、2020年3月期中にお客様での評価認定を終えて本格的なプラント稼働を見込んでいます。マレイミド樹脂は高い耐熱性に加えて、高周波領域でも伝送損失変化の少ないことから5Gデバイス向けの材料として優れており、基地局やモバイル端末、サーバー用の基板材料の用途などで採用の拡大を目指しています。

染料によって染色された繊維

染料によって染色された繊維

ニッポンカヤク(タイランド)が営業を開始、色素材料を中心に取り扱い

 色素材料事業の製品である繊維用合成染料を、これまで中国で製造し中国・東南アジア向けに販売していました。しかし、最近の中国での環境規制強化によって、中国から東南アジアや南アジアへと、お客様の拠点の変更・移転が進みました。そのような状況に対応した染料の供給体制を整備するべく、2018年8月に当事業本部として初の東南アジア拠点となるニッポンカヤク(タイランド)をバンコクに立ち上げました。この新しい販売拠点から、東南アジアや南アジアのお客様に、色素材料を中心とした製品とともに、きめ細やかな技術・サービスを提供してまいります。

X線検出装置

X線検出装置

英レイスペックがポラテクノグループに加わり、X線分析装置用部材事業を強化

 光学フィルム事業と、無機偏光板等の精密部品事業を手掛けるポラテクノは、2017年12月に、X線分析装置用半導体検出器や信号処理装置を製造販売する英国のレイスペック社を完全子会社化しました。X線分析装置の市場は、廃棄物から鉄や金などを回収する金属リサイクルのニーズの拡大を背景に、堅調に推移しています。2004年に子会社化した米国モクステック社のX線分析装置用部材事業と、レイスペック社の同事業における得意分野を合わせることで競争力を強化し、X線分析装置用部材事業をポラテクノグループの柱となる事業とするべく拡大・育成してまいります。

株価情報

証券コード(東証一部):4272

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