機能化学品事業

代表取締役副社長執行役員
機能化学品事業本部長
兼 アグロ事業担当

橘 行雄

事業ビジョン

樹脂・色素・触媒・光学加工をコア技術に、
情報・通信、デジタル印刷、
省エネ・省資源、センシングの分野へ
特徴のある機能化学品を提供し、
「超スマート社会」と「SDGs」の実現に貢献する

中期事業戦略

グループ各社の力を結集して、
独自素材の開発・複合化により特徴ある
機能化学品をグローバルに提供し、
成長し続ける

事業概要

 機能化学品事業は、機能性材料、色素材料、触媒、ポラテクノの4つのセグメントで構成されています。樹脂技術、色素技術、触媒技術、光学加工技術を応用した当社グループの製品は、「高度化する5Gに対応した情報・通信、デジタル印刷、省エネルギー・省資源、センシング」分野を中心に様々な用途で幅広く使用されています。今後も加速する市場の変化に対応できる強靭な研究開発力で、お客様のニーズに応える特徴のある機能化学品をタイムリーに提供することで「超スマート社会」と「SDGs」の実現へ貢献していきます。

機能化学品事業

事業の中長期的な展望について

 機能化学品事業本部では、2020年10月1日より染料系偏光板やX線分析装置用部材を扱う「ポラテクノ事業部」を加え、4事業部体制をスタートしました。これにより、樹脂・色素・触媒・光学加工をコア技術とし、特徴ある製品を社会に提供し続け、「超スマート社会」と「SDGs」の実現への貢献を目指すことになります。2025年のありたい姿である売上高1,000億円を目標とし、各事業部が重点テーマとロードマップに掲げる取り組みを一歩一歩実行し、目標に向かって進みます。一方、年初からの新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、世界経済の停滞、需要の減少が続いており、事業環境は極めて厳しい中にありますが、コロナ禍終息後の新生活様式に対応し成長を遂げるために、5G用途への高機能樹脂、食品包装資材向けインクジェットインク、車載用およびセンサー用機能性色素、CO2削減に貢献する高性能石油化学用触媒、高品質なX線部材など、差別化できる新製品を市場へスピード感をもって投入してまいります。更に、自前の技術展開のみならず、国内外の企業との業務提携やM&Aの可能性も追及し、マーケティング、研究活動、製造、販売を一体化し、事業本部としての「ありたい姿」の達成を目指していきます。

中期事業計画 KAYAKU Next Stage の取り組みについて

 KAYAKU Next Stage の中間年となる2021年3月期では、LCD・半導体領域のクリーナー事業を始動させ、安定した成長を続ける半導体領域の事業拡大を目指します。また、昨年の完全子会社化により、当事業本部が一体運営を進めるポラテクノ事業は、多様なモビリティー社会と安心・安全な暮らしに貢献できる偏光板などの高機能光学部材やX線部材を提供してまいります。そしてデジタル革命を支える5G対応のデバイス向け新規樹脂マレイミド、航空機に使用されるCFRP向けのエポキシ樹脂、産業用インクジェットプリンタ用色素や新規感熱顕色剤、MMA製造用触媒ビジネスのグローバル展開の強化を図ります。KAYAKU Next Stage においてはこれら事業を積極的に推進し、中期事業計画の最終年2022年3月期には売上高900億円に到達させるべく、事業本部、全グループ会社が一丸となって進みます。これらの目標達成のためには、新製品の上市スピードの加速が不可欠であり、5年間新製品比率20%の必達に向けて、各事業部、研究陣がともに全力で取り組む所存です。

中計重点テーマ

項目取り組み内容
安全・品質管理体制の確立 QMS一体運営の構築(PLC、KCW、WAC、KAM)
研究開発の強化 研究開発の進め方と教育体系の改善
知的付加価値の創造・提供 国内外の生産体制の最適化
グローバル経営の推進 グローバルマーケティング活動の推進
社内外との協業による事業強化 自前主義を排し、他企業との協業、産学との共同開発の推進
成長を支える経営基盤の充実 グループ会社のコーポレートガバナンス体制の充実
資本効率の改善(在庫削減、売掛債権の短期回収)

PLC:株式会社ポラテクノ  KCW:化薬化工(無錫)有限公司  WAC:無錫先進化薬化工有限公司  KAM:カヤク アドバンスト マテリアルズ,Inc.

トピックス

 機能性材料事業・色素材料事業・触媒事業・ポラテクノ事業の4つのサブセグメントにおいて、事業ビジョンの実現に向けてそれぞれ特徴ある製品を開発、販売しております。

5G対応マレイミド樹脂を上市

5G対応マレイミド樹脂を上市

 当社は、第5世代移動通信システム(5G)対応を見据え、新開発のマレイミド系樹脂の開発を進め、携帯端末の基地局向け基板材料として複数の顧客評価を進めてきました。当社のマレイミド系樹脂は、高耐熱性や低誘電性に対して高い評価を受けており、5G対応の基板向けとして、スマートフォンや車載用途への拡大も期待されています。当社は、エポキシ系樹脂で蓄積した知見や販売網などを活かし、拡大する需要を積極的に取り込んでまいります。

LCD・半導体クリーナー事業を買収

LCD・半導体クリーナー事業を買収

 当社は、2020年4月、独ヘンケル社より半導体・液晶ディスプレイ(LCD)クリーナー事業を譲受しました。当社は、半導体・LCD材料メーカーとして、環境対応型の半導体封止材用エポキシ樹脂で世界トップクラスのシェアを持つほか、MEMSレジスト、LCDシール剤、ソルダーレジスト用アクリレートなどの事業を展開しています。クリーナーは半導体やLCDの基板洗浄や回路形成における現像工程などにおいて不可欠であり、シナジー効果の高い本事業を加えることで、事業領域の拡大を図ります。

ポラテクノ社との連携を強化

新製品の無彩色偏光板を使った表示(左)
自然なグレーの背景を表示できる。

ポラテクノ社との連携を強化

 当社は、2020年10月、光学フィルム事業を担うポラテクノ社の液晶ディスプレイ用部材・液晶プロジェクタ用部材等の製造販売事業を吸収分割し、当社直接の事業として取り込みました。今後は、両社の人材や販売チャネル、生産拠点、知的財産といった経営資源のさらなる有効活用と最適配置を図るとともに、研究開発体制の一体化による研究開発の効率化スピードアップ、ガバナンスの強化などを通じて、機能化学品事業の継続的な成長につなげていきます。

株価情報

証券コード(東証一部):4272

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