タッチパネル向けハイブリッド接着剤の開発について

2014年02月20日

日本化薬株式会社(代表取締役社長:萬代 晃 東京都千代田区;以下、「日本化薬」)は、気泡や色むらが出来にくく、低コストで歩留まりの良いタッチパネル向け接着剤の開発に成功しましたのでお知らせします。

 近年、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置の表面画面にタッチパネルを貼り合わせ、画面入力を可能とした表示装置が広く利用されています。
タッチパネル式の表示装置は、透明電極が形成されたタッチセンサーと保護版、LCDモジュールを粘・接着剤によって張り合わせることにより形成します。

 これまでのタッチパネル表示装置は、OCAと呼ばれる粘着シートを使用して張り合わせる方式が主流でした。この方式は、張り合わせ作業が簡便であるという利点がありますが、価格が高価であること、張り合わせでずれが生じた場合貼り直しが出来ず歩留まりが悪い、といった短所があります。

 
 日本化薬は、タッチパネルにOCRと呼ばれるUV硬化樹脂を塗布し、LCDモジュールを張り合わせる方式を検討していました。この方式は、安価で貼り直しが可能という長所がありますが、樹脂塗布後に液だれがしやすく、また気泡や表示ムラを起こしやすいといった欠点がありました。
この度、当社が保有している紫外線硬化樹脂材料技術、接着剤技術を融合し、均一な液状塗膜を形成し、貼り合せ前に紫外線による仮硬化させて後、貼り合せ硬化を行い、それぞれの長所を生かしながら液だれ、気泡、液ムラの問題を解決し、且つリワーク性を付与したハイブリッド方式の新規接着剤(KSPシリーズ)の開発に成功しました。この技術を特許出願し、平成25年11月15日には特許が登録され、平成26年2月12日に公開されています。

 このハイブリット式接着剤は、中国無錫にある当社子会社:化薬化工(無錫)有限公司での量産化技術を確立しており、供給が可能となっています。現在タッチパネル式表示装置として成長が著しいスマートフォン、タブレット端末向けはもちろん、大型のテレビ向けへの使用も視野に、拡販を進めてまいります。

以上


本件に対するお問合せ先
日本化薬株式会社
広報IR部
TEL:03-3237-5046

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