企業ビジョンとCSR経営

日本化薬グループは、KAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」を実現することによりすべてのステークホルダーの信頼に応えるCSR経営を行っています。

KAYAKU spirit とCSR経営

KAYAKU spiritの「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」は、日本化薬グループの企業ビジョンです。これは50年以上前に制定された社是「良心の結合」「不断の進歩」「最良の製品」を基にして長く受け継がれてきた私たちのCSR経営の原点です。私たちは企業ビジョンKAYAKU spiritを実現させるための社員一人ひとりの日々の企業活動そのものをCSR経営と位置づけています。
また、KAYAKU spiritを実現するための行動規範として、「日本化薬グループ行動憲章・行動基準」「グループ行働指針」を定め、あらゆる企業活動において、基本的人権を尊重し法令を遵守し、公正な事業活動を行い、すべてのステークホルダーの信頼に応えてまいります。

KAYAKU spirit とCSR経営

 行働:どうの字を「働く」と記載する「行働」は、日本化薬グループ独自の言葉、常にコスト意識をもち、付加価値を生み出すための活動

社堤

左下のイラストは、KAYAKU spiritを上から見たものです。「良心の結合」「不断の進歩」「最良の製品」の考え方に基づいた社員一人ひとりの日々の活動が、互いに関係し合い手を取り合いながら頂点にある企業ビジョンに向かっていく姿を表しています。
そして、私たちは社会に存在する企業として、社会的責任、経済的責任、環境責任を果たし、すべてのステークホルダーの信頼に応えるCSR経営を実現していきます。

CSR経営
ステークホルダー 取り組みの全体像 コミュニケーション方法
お客様
取り組み例
お客様に最良の製品を提供するため、品質体制を整備し全社的に品質活動を行っています。
また、製品品質の向上や安全性・信頼性に配慮し、技術サービスや情報提供がお客様の満足度向上につながるように活動しています。
  • ・樹脂、色素、触媒、光学材料ユーザー
  • ・自動車モジュールメーカー
  • ・農薬メーカー、農薬卸売業者、農協、農薬小売業者
  • ・医療従事者、患者
  • ・営業活動に通じたニーズ確認
  • ・商品・サービスの改良・改善
  • ・工場見学会
  • ・顧客満足度調査
  • ・農薬の安全指導、病害虫防除方法についての提案
  • ・情報サイトでの情報提供
お取引先
取り組み例
お取引先は『最良の製品づくりの大切なビジネスパートナー』と考え、相互の持続的な発展を目指していきます。
  • ・購買説明会、訪問による情報交換等
  • ・アンケート調査
株主・投資家
取り組み例
株主・投資家等ステークホルダーの皆さまに、タイムリーかつ公平・公正な情報開示を行うことで、当社グループの経営状況や各種取組状況を適切にご理解いただけるよう努めています。
  • ・決算説明会
  • ・株主総会
  • ・テレフォンカンファレンス
従業員
取り組み例
企業活動の主体は“人”。
従業員一人ひとりの人権を尊重し、安心して働ける職場環境の整備に努め、仕事を通じて自らの成長と働きがいを感じられる会社を目指しています。
  • ・コンプライアンス意識調査、こころのいきいきチェック
  • ・社内報
  • ・内部通報システム
  • ・労働組合との協議
行政機関/業界団体
  • ・外部イニシアティブへの参画
  • ・関係する協議会などへの参加
  • ・法規制、業界ルールの順守
  • ・農薬の現地適合性評価
     都道府県行政(農林事務所等)
地域社会
取り組み例
地域社会の活動に参加し、次世代を担う人材の教育支援やステークホルダーの皆さまとコミュニケーションを活発に行い、地域に根付いた会社を目指しています。
  • ・地域に開かれたイベント、貢献活動
  • ・工場見学会
  • ・自治体との情報交換
消費者
  • ・サイトでの製品情報提供、お問い合わせ対応
  • ・農家、個人への現地説明会・指導
環境
取り組み例
生産の効率化と環境負荷の低減を両立させるため、環境経営の取り組みを重要課題とし、諸項目に対する目標を掲げ、その達成に努めています。
温室効果ガスを含む排ガス、エネルギーの効率的利用、排水および廃棄物の環境に排出される環境負荷物質の発生量低減を目指し、設備や処理プロセスの改善などに取り組んでいます。
  • ・溶剤の回収・再利用による環境負荷の低減
  • ・省エネ、CO2削減

外部イニシアティブへの参加

日本化薬は、ESG(環境・社会・ガバナンス)分野における取り組みにあたり、国際的な規範を遵守するだけに留まらず、さまざまな機関や他の企業などと連携することが重要であると考え、イニシアティブへの積極的な参画を進めています。

参画している外部イニシアティブ

名称 採択(参画)時期 適用範囲 企業理念との関係・賛同の経緯
レスポンシブル・ケア世界憲章 2014年 国内 当社は、2008年に「レスポンシブル・ケア世界憲章」に署名し、2014年に改訂された世界憲章にも署名しています。
日本化薬グループでは、数多くの化学物質を取り扱っており、また数多くの化学製品を開発、製造および販売しています。企業ビジョンであるKAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」を実現するため、今後も積極的にレスポンシブル・ケア活動を進めてまいります。
国連グローバル・コンパクト 2021年 グループ全体 日本化薬グループは企業ビジョンKAYAKU spiritを実現させるための社員一人ひとりの日々の企業活動そのものをCSR経営と位置づけています。
国連グローバル・コンパクトでは「人権の保護」「不当な労働の排除」「環境への対応」「腐敗の防止」の4分野10原則を日々の業務や戦略に組み込むことで、各企業が積極的かつ能動的にCSR活動に取り組むことを求めています。10原則は、日本化薬グループの行動規範である、日本化薬グループ行動憲章・行動基準、グループ行働指針に合致しています。日本化薬グループは責任ある企業として、10原則を支持し、社会課題の解決に取り組むことで、健全なグローバル化と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
>詳細はこちら(CSRニュース)

主な会員資格

名称 加入時期 会員資格 活動内容
一般社団法人 日本経済団体連合会 1946年 常任幹事 当社は、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与するという趣旨に賛同し、参画しています。
また当社は、常任幹事会、行政改革推進委員、社会保障委員会、ダイバーシティ推進委員会等に参加しています。
業種の垣根を越えた多彩な交流関係を広げ、経済界の知識及び経験を広く活用することで、持続可能な社会経済の構築に貢献します。
一般社団法人 日本化学工業協会 1948年 理事
総合運営委員
当社3代目社長の原安三郎が、日本化学工業協会の初代会長として、1948年の創立当初から14年余にわたって会長を務めました。
原安三郎は、戦後の化学工業復興の基礎を築き、高度経済成長の主役の1つとなる石油化学工業の導入・発展に道筋をつけました。
当社は原安三郎が創立した意思を引継ぎ、化学工業のさらなる発展、向上に向け貢献します。
化成品工業協会 1948年 理事 当社3代目社長の原安三郎が、化成品工業協会の初代会長として、1948年から33年間、会長を務めました。
当社は原安三郎が創立した意思を引継ぎ、化学工業分野の安全・環境、国際化、事業支援に関する政策の立案・推進、調査・研究に貢献します。
日本製薬工業協会 1968年 評議員 革新的で有用性の高い医薬品の開発と製薬産業の健全な発展を通じて、日本および世界の人々の健康と医療の向上に貢献するという趣旨に賛同し参画しています。
創薬型製薬企業としてコードコンプライアンス、流通適正化、プロモーション、臨床評価、PMS、品質、薬事、研究開発についてのビジョンの作成、推進を通じて、製薬産業の健全な発展に貢献します。
一般社団法人 日本バイオシミラー協議会 2016年 理事会社
会長
バイオシミラー事業を手掛ける企業4社が、バイオシミラーの普及、振興を目指し、2016年4月に立ち上げました。当社は設立メンバーの一社として主体的に参画しています。
当社は、日本バイオシミラー協議会を通じて、行政を含め各ステークホルダーとの情報交換、提言を行うことで、医療費の抑制に貢献するだけでなく、経済的理由でバイオ医薬品での治療を躊躇されている患者さんに対する治療アクセスの改善に貢献します。
公益社団法人 東京医薬品工業協会 理事 東京医薬品工業協会は、新薬、ジェネリック、OTC等のあらゆる医薬品製造販売業者及び医薬品製造業者で組織されています。
当社も東日本の製薬企業として、薬事、知的財産、医薬品安全、教育研修の検討と情報交換を通じて、医療の向上に貢献します。
一般社団法人 日本IR協議会 1993年 評議員 IR活動の質の向上を目指し、情報収集とIR担当者同士のネットワーク作りのために参画しています。
当社は、株主・投資家とのよりよいコミュニケーションの実現や、金融・資本市場の信頼性向上に努めてまいります。

CSR推進体制

社長を委員長とするCSR経営委員会を設置し、経営戦略本部経営企画部にCSR推進担当を組織しています。CSRアクションプランの目標や結果の確認はCSR経営委員会にて審議、決議してトップダウンで推進しています。また、CSR推進担当は組織横断的なCSRプロジェクトを運営し、各部門・事業場やグループ会社が主体的に取り組む体制をとっています。

CSR推進体制図

SDGsとKAYAKU spirit

SDGsは持続可能な世界の構築のために国連加盟国の全会一致で採択された、2030年度までにさまざまな機関・組織・主体が取り組むべき経済・社会・環境に関する17の目標です。
SDGsの考え方は、「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」という、日本化薬グループの企業ビジョンの考え方と同義であり、KAYAKU spirit の実現のための企業活動は、国連の目標とは規模やターゲットが異なるもののSDGsの実現と合致すると考えています。また、当社グループの機能化学品事業、医薬品事業、セイフティシステムズ事業、アグロ事業の事業ビジョンは「生命と健康を守り豊かな暮らしを支える最良の製品・技術・サービスを提供し続ける」であり、事業活動そのものがSDGsの考え方と合致します。
私たちは、KAYAKU spirit 実現によりすべてのステークホルダーの信頼に応えるCSR経営を進めるとともに、これまでの取り組みをSDGsの共通言語でも発信できるように進めていきます。

SDGs 世界を変えるための17の目標

KAYAKU spirit の社内浸透

KAYAKU spirit を国内外グループすべての社員に浸透させるために、企業ビジョンとグループ行働指針を掲載した小冊子を、事業拠点のある国の言葉に翻訳し、8カ国語で配付しています。2019年度は、より伝わりやすい表現を追加して小冊子を改定しました。各国語版も順次改定し配付します。
また、経営戦略会議や中期事業計画の共有の場、あるいは集合研修やeラーニング等、さまざまな方法で国内外グループ社員へのKAYAKU spirit 浸透の機会を設けています。
各事業の製造・開発・販売・管理など、さまざまな業態で働く世界中の従業員の間でビジョンを共有することにより、一体感のあるグループ経営を目指しています。

企業ビジョンとグループ行働指針を掲載した小冊子

企業ビジョンとグループ行働指針を掲載した小冊子。日本語、チェコ語、中国語、英語、韓国語、スペイン語、マレー語、タイ語の8カ国語で作成。

「かやくーま」を使ったKAYAKU spirit 浸透活動

グローバルに展開している日本化薬グループのすべての従業員にKAYAKU spirit を親しみやすく身近に感じてもらうために、KAYAKU spirit 浸透キャラクター「かやくーま」を作成しました。社内報で、各種CSR活動や企業ビジョン実践の模範的な活動を紹介するコーナーを設けておりますが、「かやくーま」を用いてビジュアル的にわかりやすく説明するようにしています。また、日常使用するメモやクリアファイル、さらには会議室のデザインにも取り入れて、常に従業員の目に触れ、企業ビジョンを意識させるよう取り組んでいます。現在では、商標登録も行い、日本化薬グループのキャラクターとして、新聞広告や工場祭のノベルティ等でも活躍しています。

かやくーまの部屋

  • 浸透キャラクター『かやくーま』

    浸透キャラクター「かやくーま」

  • 会議室とロッカー

    会議室とロッカー

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