日本化薬グループの2011年5月期の業績は、連結売上高1,489億円(対前年106%)、営業利益208億円(対前年130%)、当期純利益130億円(対前年132%)という過去最高の数字を達成することができました。第4四半期に発生した東日本大震災の影響を乗り越えて増収を果たし、各利益については中期事業計画フェーズI(2011年5月期¬~2013年5月期)の目標を1年前倒しで達成しました。これに伴い2013年5月期の数値目標を一部上方修正し、営業利益目標を250億円(従来220億円)、ROEを10.0%以上(従来10.0%)としました。なお、売上高1,800億円、海外比率40%の目標については、変更はありません。
2012年5月期は、前期に引き続き、売り上げ、営業利益、経常利益、当期純利益の全てが過去最高となる計画を策定し、現在取り組んでおります。日本化薬グループは、2016年の創立100周年に向けて、重点事業領域を「環境・省エネ」、「医療」、「安全」と定め、自社の得意な技術や経営資源を用いて、技術融合を武器に、スピーディに戦略を実行することで、ニッチ市場のグローバルNo.1を目指します。
また、当社グループ全体として、グローバル対応の強化に向けて、2012年5月期中に、中国統括会社を設立します。一方、今回の震災を受けて、BCP(Business Continuity Plans)の強化に取り組むとともに、日本国内の電力不足は長期化するという予測のもと、エネルギー低消費型企業を目指していきます。
こういった取り組みを進めるなか、中期事業計画フェーズI(2011年5月期~2013年5月期)においては、機能化学品事業およびセイフティシステムズ事業が牽引役を果たし、創立100周年に向かう中期事業計画フェーズII(2014年5月期~2016年5月期)においては、機能化学品事業およびセイフティシステムズ事業に加え、研究開発投資が実績化する医薬事業が牽引役を果たすことで、継続的な成長を図っていきます。
日本化薬グループは企業ビジョンとして、「KAYAKU spirit」を掲げております。「KAYAKU spirit」とは、「最良の製品を、不断の進歩と、良心の結合により、社会に提供し続けること」であり、当社グループのあるべき姿を示しています。常に「KAYAKU spirit」に基づいた企業活動を展開することは、まさしくCSR経営を行っていくことであり、このことにより、経済的責任・社会的責任・環境責任を果たし、全てのステークスホルダーの期待に応えていきたいと考えております。
今後とも皆さまには、なお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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