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社長メッセージ

2009年5月期は、第2四半期までの累計は売り上げ、営業利益は前年同期を上回りました。しかし、経常利益は、円高による為替差損が発生したため、前年を若干下回りました。また、純利益は子会社が投資した株式の評価損により大きく前年を下回りました。第3四半期以降は景気後退の影響が著しく、機能化学品事業およびセイフティシステムズ事業で大幅に前年実績を下回る見込みです。

日本化薬は、得意なスキルや経営資源を用いて、ニッチ市場をターゲットに、社内外との技術融合を促進し、事業戦略をスピーディーに実行するということを基本戦略としております。景気の後退が叫ばれる昨今、競争力の強い製品を中心とした事業構造にスピーディーに変えて参ります。また、経済危機に対しては守りの対策と攻めの対策を行っていきます。守りの対策としては利益の確保を重視して不採算品のダイベストを進め、より利益を重視した経営を行っていきます。攻めの対策としては戦略投資を進めます。M&Aを含め、強化する事業については積極的な投資を実行します。例えば、高分子ミセル化抗がん剤を中心とした、将来伸張させたい製品に関しても設備投資を含め積極的に投資を行っていきます。

日本化薬は従来、ローリング方式の中期計画を策定しておりましたが、2010年度から2012年度までの3年間は固定の中期計画を策定いたします。このことにより、責任を明確にし、計画の達成に邁進して参ります。中期計画の目標としては、2012年度にROE10%を達成したいと考えております。ROE10%は、継続的に発展していくグローバルな企業としてのスタート目標と考えています。

中長期の計画を実現するにあたって、重要となるのが企業の社会的な責任を果たすことであると認識しております。コーポレートカバナンスや内部統制システムを強化すると共に、事業全般にわたって安全操業、環境への配慮を重視し、さらに、私たちのCSR理念に基づいた活動を行うことにより、日本化薬グループ全員で社会に貢献して参ります。

代表取締役社長  島田 紘一郎