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機能化学品事業

取締役常務執行役員
機能化学品事業本部 橘 行雄

事業ビジョン

樹脂・色素・触媒をコアと定め、環境・省エネルギー分野で、独自の素材・技術を複合化した機能化学品を提供し続ける

中期事業戦略

独自の素材を開発し、複合化した機能化学品をグループ各社の力を結集して提供し続け、グローバルに成長する

事業概要

 機能化学品事業本部は、2015年7月から機能性材料、色素材料、触媒の 3事業部体制となりました。また、機能化学品事業の主力グループ会社として偏光フィルムの製造・販売などを行うポラテクノグループがあります。機能化学品事業は、ターゲットを「環境・省エネ」領域に特化し、変革のスピードが速い市場において、当社の強みを発揮できるビジネスの創出に取り組んでいます。

● 機能性材料

 エポキシ樹脂や紫外線硬化型樹脂などの樹脂素材、MEMS用材料、タッチパネル用接着剤や液晶シール剤等の複合材料など、様々な機能性材料の開発・製造・販売を行っています。

● 色素材料

 長年培ってきた染料の技術をベースに、インクジェットプリンタ用色素や航空券・物流ラベルなどに使用する感熱顕色剤、高機能色素材料、繊維用染料や紙用染料など、特徴ある色素材料の開発・製造・販売を行っています。

● 触媒

 アクリル酸・メタクリル酸(直接法)を製造するためのプロセス触媒の開発・製造・販売を行っています。

● ポラテクノグループ

 車載用液晶ディスプレイに使われる特殊な染料系偏光フィルムや液晶プロジェクタ用部材の開発・製造・販売を行っています。当社の染料技術を使って開発されたこれらの製品は、高い耐久性が要求される市場で強みを発揮しています。

中期事業計画 Take a New Step 2016(2017年3月期〜2019年3月期)

 創立100周年を迎えた節目の年に新中期事業計画 Take a New Step 2016の初年度が始動しました。前中期事業計画では、初年度は順調に計画を達成したものの、以降は中国経済の成長鈍化の影響を受け、電気・電子機器、半導体向け材料やアクリル酸製造用触媒などの分野で苦戦を強いられました。
 Take a New Step 2016では、新製品比率を高め、ビジネスポートフォリオの入れ替えを加速させます。さらに、中計重点テーマに掲げた課題に注力し、2019年3月期の売上高820億円の達成を目指します。そして、持続的成長を確かなものとするために、シナジーのあるM&Aにも積極的に取り組んでいきます。

中計重点テーマ

項目取り組み内容
1.CSR経営の遂行 ● 低環境負荷・省エネルギーに貢献するエポキシ樹脂や産業用インクジェット色素で事業展開を推進、 アクリル酸製造用触媒の開発・上市
2.研究開発の強化 ● コア技術と新技術の融合による新規素材の開発
● 熱・紫外線硬化技術や接着技術を活用した新製品の創出
● 独自分散技術を活用した産業用インクジェット色素の更なる拡大
● 高収率触媒の開発推進
3.知的付加価値の創造・提供 ● 開発から上市まで、グループ会社を含めたグローバルなトータル技術サービスの展開
4.グローバル化 ● グループ内での開発・生産・販売の連携強化
5.経営資源の効率化 ● 利益確保と資本費用の圧縮
6.社外との協業による事業強化 ● 社外との協業、シナジーのあるM&Aによる事業強化

2016年3月期の業績概要

 機能化学品事業の売上高は688億円と前期比48億円(6.5%)の減収となりました。営業利益は63億円となり、前期に比べ24億円(27.3%)の減益となりました。
 機能性材料は、半導体封止材用エポキシ樹脂、液晶シール剤が前期を下回りましたが、米国マイクロケム社は前期を上回りました。機能性材料全体では前期を下回りました。
 色素材料は、インクジェットプリンタ用色素、繊維用染料、感熱紙用材料の感熱顕色剤は前期を下回りましたが、機能性色素は前期を上回りました。色素材料全体では前期を下回りました。
 触媒は、中国経済減速の影響を受け、前期を下回りました。ポラテクノグループは、液晶ディスプレイ用部材の温度追従型楕円偏光フィルムの販売が低迷し、前期を下回りました。

2017年3月期の取り組み

 2017年3月期は、タッチパネル用接着剤やMEMS用材料としてのドライフィルム事業を大きく成長させ、また、環境対応型のエポキシ樹脂、産業用インクジェット色素・感熱顕色剤・機能性色素の伸長、触媒事業の拡大に努めます。さらに、独自の樹脂・色素・触媒の技術を活用して市場のニーズを見据えた新たな製品の創出に取り組みます。そして、ポラテクノグループ・マイクロケム・ニッカファインテクノを中心にグローバルでグループ会社の連携を強化することにより計画の達成を目指します。

医療機器、診断機器、航空宇宙分野への事業拡大に向けて米国Paratronix社の全株式を取得

 日本化薬の子会社マイクロケム社(MCC)は、2016年6月30日にParatronix社(パラトロニクス)の全株式を取得しました。パラトロニクスは、1981年に設立されたポリパラキシリレンコンフォーマルコーティングサービスを行う事業会社です。ピンホールフリーのコンフォーマルコーティングを提供しており、医療機器、診断機器や航空・宇宙分野のお客様より高評価を得ています。MCCは、パラトロニクスのポリパラキシリレンコーティング事業を自社内に取り込むことにより、新たな販売チャンネルを獲得し、MCC製品の販売機会を医療機器、診断機器や航空・宇宙分野などへ拡大することを目指します。

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