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環境安全衛生品質マネジメントシステム

日本化薬グループは、「環境・安全・品質」に関する課題をあらゆる経営課題に優先し、グループ全体で取り組んでいます。また、しっかりとした体制を構築し、事故や労働災害の未然防止に努め、環境負荷低減に取り組んでいます。

環境と安全と品質に関する私たちの宣言

日本化薬グループは、CSR理念とレスポンシブル・ケア※1精神のもと、環境保全、安全衛生の確保および品質保証の維持・向上に努めるため、「環境と安全と品質に関する私たちの宣言」を制定し、組織的な活動を行っています。

環境と安全と品質に関する私たちの宣言
  • ※1【レスポンシブル・ケア (Responsible Care)】化学物質を製造または扱う企業が化学物質の開発、生産、販売、消費から廃棄に至るまでのすべてのプロセスにおいて、自ら積極的に「環境」「安全」「健康」面に配慮した対策を行う活動。1985年にカナダで誕生した後、世界に拡がり現在では50ヵ国以上で実施されています。

生産技術本部長メッセージ

日本化薬グループは化学技術を基盤として発展し、いまや多種多様な製品の開発・製造を行っています。市場の要求を満たすため、これまで長年にわたって培った技術や最新の知見を駆使して高品質な製品を安定供給すべく日々取り組んできました。

安全操業は、個々の従事者の自覚とそれを支えるシステムの充実が重要との認識に立ち、製造従事者の世代交代および製造所のグローバル展開に際する安全操業態勢の確立のため、教育やフォローアップに従来以上に力を入れています。

CO2排出削減、リサイクル率の向上、廃棄物低減などの環境対策については、規制への対応はもとより、将来の事業継続性を維持するためにも必要な地球環境の保全を目指し、製造工程や生産規模に適した技術的なベストミックスを確立すべく取り組んでいます。

今後もすべてのステークホルダーの満足を得るため、品質の維持向上とともにレスポンシブル・ケア活動を続けてまいります。

日本化薬グループのレスポンシブル・ケア

グループ各社が「安全をすべてに優先させる」取り組みを共通で進め、日本国内だけでなく海外現地の法令遵守をはじめとして、環境・安全に関わる事故災害の未然防止を図ること、及び、KAYAKU spirit の実現に向け、「環境と安全と品質に関する私たちの宣言」に沿って日本化薬グループの社員全員で活動を進めています。

2016年度もこの主旨を継続し、さらに方針名称も含めてレスポンシブル・ケアの精神を反映させた次の方針をグループ全体で確認しました。

日本化薬グループ2016年度レスポンシブル・ケア(環境安全衛生)方針

環境・安全・品質に対する取り組み

  • 休業災害 3件
  • 安全に関する基本的な研修安全に関する基本的な研修を全事業場に対して2年間かけて実施

日本化薬グループは、環境安全衛生の強化として、事故災害の未然防止対応、環境目標の達成、自然災害の事前対応、廃水処理技術の開発と向上推進、省エネルギー活動、健康づくりなどに取り組みました。特に、ここ数年化学企業の大きな事故災害が続き、日本化学工業協会で作成した「保安事故防止ガイドライン」を活用し潜在リスクの洗い出しによる事故災害の未然防止に取り組みました。

2016年度は、引き続きグループ環境安全衛生の取り組み推進、安全教育体系の整備、全社統一の安全教育の実施に取り組みます。特に、指差呼称、KYT、作業前KYの実施を重点的に取り組みます。また、非定常作業を含む潜在リスクの徹底的洗い出しによる事故災害の未然防止に継続的に取り組むとともに、国内で法制化される化学物質のリスクアセスメントを確実に実施し、日本化薬グループの環境安全衛生のさらなる向上を進めます。

品質では、品質管理技術力の向上や顧客満足度の向上(顧客苦情および品質工程異常の低減)に取り組みました。

品質に関する教育は、統計解析手法の実践的な研修"Field Data 解析~おもしろ体得塾~"の実施や外部講習への派遣、「内部監査員教育」の工場出張講習等を実施しています。この他に「品質改善事例集」を発行し、品質改善手法の普及を進めました。

顧客苦情および品質工程異常については再発防止策の強化のために当社版「なぜなぜ分析マニュアル」をもとにした職場での"なぜなぜ分析"の実施を推進しました。2015年度は、さらに、本マニュアルを中国語に翻訳したものを使用して中国のグループ会社に対しても"なぜなぜ分析"の実施に向けた研修を行いました。

  • なぜなぜ分析マニュアル

当社版「なぜなぜ分析マニュアル」作成

当社の不適合事例は、過去に発生した事例と似通った事象が多くあり、原因の根本にあるものを追及する力が不足していると分析しました。そこで、原因と結果の関係を正確に把握し、背後にある"根本原因"を炙り出し、類似事例の再発を防止することを目指してなぜなぜ分析の導入を決めました。各工場から推進メンバーを集め、当社版「なぜなぜ分析マニュアル」を作成しました。このマニュアル(日本語版と中国語版)をもとに各職場でなぜなぜ分析を実践しています。

全社における環境安全衛生・品質保証管理

日本化薬グループでは、社長を委員長とする環境・安全・品質保証経営委員会を中心とした管理体制により、環境安全衛生の確保、品質保証の維持向上に努めており、組織的な活動として国内事業場および海外5工場の中央環境安全衛生診断・中央品質診断などを行っています。

環境・安全衛生・品質組織体制

事業場における管理体制

各事業場では、事業場長を委員長とする安全衛生委員会または環境安全衛生委員会を組織しています。また安全衛生委員会または環境安全衛生委員会の下部組織として、事業場の各職場の代表者をメンバーとした安全衛生推進委員会が組織されています。安全衛生委員会または環境安全衛生委員会で討議された事項は、安全衛生推進委員会を通して各職場の職場懇談会で全従業員に周知されます。また逆に、職場懇談会、安全衛生推進委員会で議論された内容が安全衛生委員会あるいは環境安全衛生委員会にフィードバックされる仕組みもできあがっています。

また各事業場では、品質保証(管理)部が主導して品質(保証)委員会を定期的に開催し、各事業場で取り扱う原材料や製造された製品の顧客苦情・品質工程異常の状況確認と、その撲滅に向けて討議を行っています。新製品、改良品、既存品の品質上の課題について討議を行い、より一層の品質向上に努めています。

事業場における環境安全衛生品質組織体制

品質保証システム・環境管理システムの認証取得状況およびGMPの認可状況

日本化薬グループでは、優れた品質の製品・サービスを環境に配慮しながら開発・提供し、お客様に信頼され満足いただくために、環境管理の国際規格であるISO14001および品質保証の国際規格であるISO9001の認証取得継続を進めます。

環境管理マネジメントシステムISO14001については1998年から認証取得を開始し、日本化薬6工場で認証を取得後、海外を含むグループ会社も認証取得を進めています。

品質マネジメントシステムISO9001については、1995年に厚狭工場、福山工場、東京工場、鹿島工場で認証を取得した後、さらなる顧客満足度向上を目指して、研究開発から製造、販売、サービスまでのトータルの品質保証活動を進めるために事業(本)部、研究開発部門をも含めた認証を取得しました。また、国内及び海外グループ会社での認証取得を進め、事業プロセスに沿ったグローバルでの品質保証体制の確立を進めています。

また、自動車関連の海外グループ会社では、ISO9001の要求事項に自動車業界共通の要求事項を追加したISO/TS16949の取得も進んでいます。高崎工場では、「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令」(GMP省令)による製造業許可を取得するとともに、アメリカ、ヨーロッパ(EU)から認証を受けています。

品質保証システム・環境管理システム認証取得事業場一覧
  • ※2【ISO/TS16949】国際自動車特別委員会メンバーにより全世界の自動車ユーザーに質の高い製品を提供するために共同開発された世界規格。
  • ※3【GMP】1980年に厚生省令として公布され、安心して使うことができる品質の良い医薬品、医療機器などを供給するために、製造時の管理・順守事項を定めたもの。
  • ISO9001-TS16949ISO9001-TS16949
  • ISOの監査風景ISOの監査風景

化薬(湖州)安全器材有限公司(KSH)
自動車業界向け品質マネジメント規格
「ISO9001-TS16949」認証を取得しました

KSHは、2006年に設立した自動車安全部品を製造している中国にある日本化薬グループの会社です。

KSHでは、人の命を預かる部品を製造しているという認識のもと品質をさらに安定させ、顧客の要求事項を満たすため2014年5月に"TS16949"認証を取得しました。TS16949とは、ISO9001中の自動車部品のグローバル調達基準を満たす自動車業界向けの品質マネジメントシステム規格です。

KSHでは、2011年からシステムについての社内勉強会(全従業員対象)を始めました。2年間の準備期間を経て、2013年5月から審査機関による教育を開始し、32人の内部審査員を育成しました。そして、2013年12月の第1回目監査、2014年3月の最終監査を経て、2014年5月無事認証取得に至りました。監査の中では、指摘事項・注意事項があり、最終監査は3日間にわたる厳しいものでしたが、全社員の「必ずTS認証を取る」という強い決意により、達成できました。

これにより、自動車安全部品製造会社として、世界で競争する基盤づくりができスタート地点に立ちました。今後は、さらに「いい会社、強い会社」を目指し、ISO14001(環境マネジメントシステム)、OHSAS 18001(労働安全衛生マネジメントシステム)の取得を目指します。

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