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事業(本)部ごとの取り組み

機能化学品事業

「環境に優しいものづくり」を支える

半導体 半導体


放熱用接着シート 高耐熱硬化型樹脂に高熱伝導性を付与した「放熱用接着シート」

機能化学品事業本部は、その製品を通じて環境に優しいものづくりに貢献しています。環境負荷物質である鉛やハロゲンを使用しない半導体製造に欠かせないのが「環境対応型エポキシ樹脂 NC‐3000」シリーズを使用した封止材です。NC‐3000は半導体封止材以外にもプリント配線基板・コンポジット用などにおいて特長ある品質が認められ、ハイエンド製品として市場でデファクトスタンダードの地位を築いています。

また、コア技術であるエポキシ樹脂の製造技術を活かし、環境性能において優れた光源として普及が進む発光ダイオード(LED)の封止用透明樹脂を開発しました。市場が要求する透明性と耐久性を実現し、LEDの普及を支えていきます。

電子機器の高機能・小型化が進む中、高密度化した半導体が発する熱を効率良く逃がすために放熱板が欠かせなくなっています。これまで培ってきた高分子技術を活かし高耐 熱の放熱板用樹脂を開発しました。今後も新たな切り口で環境・省エネルギーに貢献する製品開発を進めていきます。

その他、健康・環境に悪影響を与える恐れのある化学物質が製品に使用され、市場に流通することを防ぐ目的で、原材料に関する情報を調達先から入手・管理しお客様にご提供する取り組み(グリーン調達)の強化を進めています。

医薬事業

がん治療に貢献するとともに血管内治療への領域にも分野を拡大

MINK Web 医療関係者向け情報サイト(医療関係者限定)「MINK Web」


高分子ミセル化抗がん剤

日本化薬は、がんおよびがん周辺領域に特化し、永年培ってきた開発・製造および情報提供などのノウハウを駆使して、医療に貢献しています。

現在、機能性材料分野の高分子技術と医薬技術を融合したドラックデリバリーシステム製剤である高分子ミセル化抗がん剤の開発を積極的に進めています。

また、IVR(Interventional Radiology)を新たな重点領域として位置付け、アイエーコールなどの既存製品のさらなる普及と、塞栓材の早期上市を目的として、IVR事業推進室を新設しました。IVRというニッチ分野での貢献も目指しています。

セイフティシステムズ事業

拡大する中国自動車市場で安全に貢献する

中国における自動車生産台数は2009年で1,300万台でしたが、2015年には2,000万台を超える生産が見込まれています。自動車生産台数の拡大に合わせ自動車安全部品に対するニーズも急増するものと考えられます。

化薬(湖州)安全器材有限公司(KSH)は上海の西、約200kmに位置し、中国全土の顧客に自動車安全部品を供給する目的で2006年8月に設立され、2009年10月にインフレータ、マイクロガスジェネレータ(MGG)の出荷を開始しました。

安定生産と品質向上の観点から、日本化薬姫路工場に研修生を派遣し製造技術の修得に努め、2010年6月にISO9001の認証を取得しました。

KSHでは、急速に自動車が普及する中国で自動車事故から生命を守るお手伝いをします。

エアバッグおよびシートベルトプリテンショナー作動の仕組み

アグロ事業

農薬のヴァリエーションを広げる

ハダニやアブラムシ いろいろな野菜や果樹などを加害し、作物に大きな被害を与える害虫であるハダニやアブラムシ

農薬は食の安定供給に不可欠であり、アグロ事業部は農薬開発を続けてきています。

その開発のひとつとして現在、当事業部では物理防除剤の開発を進めています。物理防除剤は害虫の呼吸器官を塞ぐことで害虫を防除する剤で、通常の化学農薬の作用とは異なるため、化学農薬に抵抗性を発達させた害虫に対しても使用できます。さらに、使用回数と使用時期の制限も少ないため、適切に使用することで効率的防除が可能となります。

害虫の抵抗性が深刻化している昨今、私たちはより使いやすい物理防除剤を開発することで、抵抗性問題で困っている生産現場に貢献していきます。また、今後も種々の異なる場面に対応できる農薬開発を進めていきます。

物理防除剤の作用機構