農林水産省登録 第24640号
| 適用病害虫の範囲及び使用方法 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 作物名 | 適用場所 | 適用 病害虫名 |
希釈倍数 | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 |
使用方法 | フロメトキンを含む農薬の総使用回数 |
| きゅうり | － | アザミウマ類 | 2000倍 | 100～300ℓ/10a | 収穫前日まで | 2回以内 | 散布 | 2回以内 |
| 温室、ガラス室、ビニールハウス等の密閉できる場所 | 67倍 | 10ℓ/10a | 常温煙霧 | |||||
（横スクロールできます）
- アザミウマ類の成虫、
幼虫に安定した効果 - アザミウマ類に速効的で
ウイルス媒介抑制を期待 - 天敵・有用昆虫導入時にも
使用できる - 浸透浸達性が乏しい
- きゅうりに薬害が発生する
リスクあり
地域限定販売及び
使用確認書の提出について
ファインスナイパー®はアザミウマ類への効果や、天敵や有用昆虫導入時でも安心して使える特長から、新規のきゅうり専用剤として関心をお寄せいただいております。しかしながら、散布時の条件や、他剤との混用により薬害を生じるおそれがあることから、薬剤の特性をきちんとお伝えし、薬害のリスクを十分にご理解いただいた上での使用をお願いしたいと考えております。
そのため、都道府県の行政機関・指導機関・流通関係の方々と十分な協議の上、普及基盤が整ったと判断できる地域より順次販売を開始させていただく予定です。
また、販売を開始した地域においては、薬剤特性を使用者の皆様にご理解いただく必要があることから、購入前に「ファインスナイパー® 使用確認書」の提出をお願いする予定です。
お手数をお掛けしますが、このような方針により普及運営して参りますことをご理解いただきますようお願い申し上げます。
きゅうり専用 殺虫剤
新規作用機作をもつフロメトキンを有効成分としたきゅうり専用の殺虫剤。
実際の使用にあたりましては、農薬の登録内容を必ずラベルでご確認ください。
製品概要
| 登録番号 | 第24640号 |
|---|---|
| 種類名 | フロメトキン水和剤 |
| 性状 | 類白色水和性粘稠懸濁液体 |
| 有効年限 | 4年 |
| 毒性 | 医薬用外劇物 |
| 有効成分 | フロメトキン･･･10.0% 2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリル=メチル=カルボナート |
| 殺虫剤分類 | 34 |
| その他成分 | 水、界面活性剤等･･･90.0% |
| 包装 | 250ml×20本 |
ファインスナイパー®の特長
幼虫防除にも、飛び込んできた
成虫防除にもご利用できます。
ミナミキイロアザミウマ
に対し速効的です。
ウイルス媒介抑制が
期待されます。
約2週間の残効を期待できます。
天敵・有用昆虫導入時に
ご利用できます。
作物の表面にしっかり付着し
優れた耐雨性を示します。
ファインスナイパー®の使用方法
浸透移行性、浸達性がないため、
丁寧な散布を
心掛けてください。
アザミウマ類の
発生初期の防除を
心掛けてください。
抵抗性発達回避のため、
薬剤ローテーション防除に
組み入れてください。
条件によりきゅうりに
薬害が発生するリスクあり
一般的に薬害の
生じやすい条件では
本剤の
使用をさけてください。
他剤との混用をさけ、
単剤で散布してください。
他剤や展着剤との混用で、
薬害が出る場合があります。
特に、乳剤との近接散布は、
1週間以上あけてください。
ファインスナイパー®による
薬害の様子
薬剤のかかった場所のみ薬害症状が発現します。
品種･作型等により薬害の程度が異なる場合もあるため、
使用者の責任において事前に薬害の程度を十分確認してから
ご使用ください。
他剤との混用による薬害
散布7日後（葉）
散布5日後（果実）
使用上の注意事項
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使い切る。
- 使用前に容器をよく振る。
- 幼苗期や軟弱徒長苗、高温時など一般に薬害の生じやすい条件では本剤の使用をさける（薬害）
- 他剤との同時施用及び近接散布は薬害を生じるおそれがあるのでさける（薬害）
- 展着剤を加用すると薬害を生じるおそれがあるのでさける（薬害）
- かけむらのないように葉の表裏に十分散布する（効果）
- 桑葉にかからないように注意（蚕毒）
- ハウスなどの常温煙霧用として使用する場合は下記の注意を守る。
- １）専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧する。特に常温煙霧装置の選定及び使用に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
- ２）煙霧が直接作物体に当たると汚れが生じるおそれがあるので、施設上部に噴頭部を設置するなど、煙霧が作物体に直接当たらないようにする。
- ３）作業はできるだけ夕刻に行い、作業終了後６時間以上密閉する。できれば翌朝までとする。
- 使用方法等を厳守する。特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意事項
- 医薬用害劇物。取扱いには十分注意。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。使用中に身体に異常を感じた時は、直ちに医師の手当を受ける。
- 使用時は防塵マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをして、衣服を替える。作業時の衣服などは他と分けて洗濯する。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意。
- 施設内で使用する場合、窓等を開放し、十分換気した後に入室する。
- 常温煙霧中はハウス内へ入らないこと。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室する。
- 河川、養殖池等に飛散、流入しないように注意（魚類、甲殻類）散布器具・容器の洗浄水は河川等に流さない。
- 直射日光をさけ、食品と区別して、鍵のかかるなるべく低温な場所に密栓して保管する。紛失・盗難の際は、警察に届け出ること。
その他の注意事項
- 直射日光をさけ、食品と区別して、鍵のかかるなるべく低温な場所に密栓して保管すること。盗難、紛失の際は警察に届け出ること。
最終更新日：2024年3月13日